坪井翔、流れを変える5連勝!!–FIA-F4第5大会(第9戦/第10戦菅生)
牧野任祐(画面右=3位)と、河野駿祐(左=2位)を従え、笑顔の坪井翔。
鳴り物入りでスタートしたFIA-F4。毎戦、30台以上のエントリーで賑わい、迫真のコンペティションを展開しているが、スポーツランド菅生で、いつものようにスーパーGTのサポートイベントとして行なわれた第5大会(第9戦/第10戦)で、坪井翔が連勝、ポイント争いから一歩抜きんでた。
木曜日のフリー走行から、坪井翔がペースセッターとなり、全セクションでトップタイムを記録。土曜日の予選でポールポジションを決めると、土曜日のレース1、日曜日のレース2を連覇して、ポイントリーダーの座を確保した。
ここまで、牧野任祐が4勝、坪井翔が3勝を記録していたが、ここで坪井翔が2勝して、序列が交替、さらに坪井翔は、直近のレースに5連勝し、加速して残り2戦を迎えることになった。
坪井翔は、2レースとも2位を寄せつけずにトップを護りきり、「お蔭で単調なレースになったじゃないか」とクレーム(?)が出るほどの強さを見せた。
坪井翔は、「シーズン当初は、走行距離の多さもあって牧野任祐選手にリードされていましたが、ここにきてやっと追いつきました。ここがスタートだと思って、気を引き締めて後半戦を戦っていきたいと思います」と、冷静な中にも自信のコメントを残した。
一方、中断でも激しいバトルが随所で展開、中でも、高木虎之介の秘蔵っ子で今回デビューのレース1で強烈なインパクトを見せた宮田莉朋、坂口春南(セナ)、小林可夢偉の教えを受ける小高一途の”16歳のバトル”は、元気の中にもフェアなせめぎ合いでスタンドを沸かせた。
日曜日の第10戦で展開した熾烈な16歳バトルを制した小高一途は、グッドスマイルのイベントで知り合った小林可夢偉に”教えてください”と押しかけお願いを敢行。小林可夢偉から”なんでも!!”と快諾を受け、先週の菅生のテストでは、現場でマンtoマンのレクチャーを受けた。
「走る度に自分が成長していることが分かって、とても楽しいです。将来はまだ分かりませんが、もっと経験を積んで勉強して、上に行きたいです」と、小高一斗は目を輝かせた。
◆FIA-F4第9戦トップ10
1. 坪井 翔 FTRSスカラシップF4
2. 牧野 任祐 DODIEインプローブスRN-S
3. 河野 駿祐 グッドスマイル初音ミクF110
4. 宮田 莉朋 RSS TAKAGI RACING
5. 大津 弘樹 HRDP/SRS-F/コチラレーシング
6. 小高 一斗 FTRSスカラシップF4
7. 坂口 春南 DUNLOP STEKINA F110
8. 上村 優太 HRDP/SRS-F/コチラレーシング
9. 篠原 拓郎 VSR Lamboghni SC
10.山田慎之亮 Hanashima Racing F110
◆FIA-F4第10戦トップ10
1. 坪井 翔 FTRSスカラシップF4
2. 河野 駿祐 グッドスマイル初音ミクF110
3. 牧野 任祐 DODIEインプローブスRN-S
4. 篠原 拓郎 VSR Lamboghni SC
5. 大津 弘樹 HRDP/SRS-F/コチラレーシング
6. 上村 優太 HRDP/SRS-F/コチラレーシング
7. 小高 一斗 FTRSスカラシップF4
8. 坂口 春南 DUNLOP STEKINA F110
9. 宮田 莉朋 RSS TAKAGI RACING
10.佐藤 秀真 Hanashima Racing F110