右京、我慢のレースで6位–レッドブル・リンク
2015フォーミュラ・ルノー2.0 ノーザンEuropean Cupに引き続きスポット参戦した笹原右京は、 今回の第3大会に用意された3レースを闘った。
ドライバーの能力がモノを言う前戦のスパ-フランコルシャン6時間で、優勝とポールポジョンを経験して自信をつけ、絶対評価を上げた右京だが、ここでは力を見せられなかった。
土曜日に行なわれたレース1では、予選4番手からスタートしたが、セッティング変更が裏目に出てペースが上がらず、「まともに走ることで精一杯」の状況で10番手ゴール。
日曜日には、レース2とレース3が行なわれ、10番手スタートのレース2では、混戦の中を追い上げて8位でゴールしたものの、ラフプレーのペナルティを受けて最後尾の結果となった。
起死回生を狙ったレース3は、予選4番手から1周目に上位の脱落で3位につけたが、ここでもセットが決まらずに苦戦。ポイントリーダーのデラトレスとレース1と2で優勝したヨルグのペースに突いて行けず、逆に後ろから煽られる形でポジションを落とし、なんとか踏ん張って6位でゴールするに留まった。
右京は、現在、2シリーズ行なわれているフォーミュラ・ルノーのユーロカップをメインに、ノーザンEuropean Cup(今回はこちらのシリーズ)にスポットで参戦しているが、今後NECへの参戦を続けるためには費用が必要で、現在、スポンサー活動を強化中。4戦が残っているNECでは、デラトレスに次いでシリーズポイント2位につけている。
photo by FORMULA REMAULT