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レッドブル・エアレースのウィナー室屋の千葉6月5日

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ファイナル4で緊張をコントロールした素晴しいフライトをみせた。

2年目のレッドブル・アエレース日本大会は、去年の実績を踏まえて進化した内容になっていた。

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特にコースは、圧倒的に高速になり、去年、室屋が記録した50秒台から、10秒以上長いフライト時間となった。

5月27日に大阪で行なわれた事前記者会見に参加したナイジェル・ラム、室屋義秀は異口同音に、海岸から向かって右端に位置するダブルループが最も難易度が高いとコメントした。

高速になるとオーバーGのコントロールがそれだけ難しくなる。

そして、土曜日、予選フライトが行なわれる予定が、強風と降雨のためにすべてのフライトスケジュールが中止される異変が起きた。

しかし、雨降って地固まるの例え通り、翌日曜日の決勝ラウンドは、午前中ニアメは残ったものの、徐々に好天に代わってゆき、最後にファイナル4が行なわれたなるころには、雲間から神々しい光が差し込む絶好のシチュエーションとなった。

2年めの千葉大会の室屋のタイムを追った。



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◆フリープラクティス

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2回目を迎える千葉の海岸沿いのコースは、観客席から見て右端のダブルループ部分の処理が要になるというま評判だった。去年の室屋は、オーバーGで敗退しているだけに、高速でのターンではこれが、参加者全員のテーマになるコース設定だった。

最初のフライトとなるフリープラクティスでは、マット・ホールが1分04秒072というスーパータイムを記録したのに対して、室屋は3番手。1分05秒436で、上位を伺える感触を確認していた。

しかし、室屋は、白煙が出ないというトラブルで1秒のペナルティを食らう。実は今回、これが室屋のアタックを阻む敵だった。

◆フリープラクティス2
ここで室屋は勇躍、1分05秒059のトップタイムを記録する。

◆カンバセーションプラクティス
室屋のタイムは1分07秒008という奮わないものだった。

◆ラウンド of 14
14人が飛び、ここから8人がラウンド of 8に進出できる。1分05秒022の2番手タイム記録した室屋はここで再び、フリープラクティスで発生した白煙が出ないトラブルに見舞われた。フライトとは関係のない些細なトラブルだが、白煙がでないと1秒加算のペナルティという決まりだ。混戦の中での1秒は、致命的なロスになる。

しかし、今回の室屋には大きなツキがあった。対戦相手のマティアス・ドルドラーがオーバーGで失格になったのだ。室屋は晴れてラウンド of 8進出を果たした。

◆ラウンド of 8
室屋は、1分04秒610でフライトした。圧巻のタイム。ミスはなく、完璧なフライトは、ライバルを寄せつけなかった。室屋のタイムが発表された瞬間、幕張海岸には、怒濤のような歓声が上がった。

◆ファイナル4

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最後に残った4人の精鋭が飛ぶ。最初は、最年長にして一昨年のチャンピオンであるナイジェル・ラム。今年を最後に引退を表明しているベテランのタイムは、1分05秒735。ラウンド8で1分05秒128を記録しているラムとしては不本意。しかし、一発を狙い、かつオーバーGなどのミスができないことを思えば、手堅いタイムとも言えた。

二番目に飛んだ室屋は、そうした緊迫したファイナル4であり、さらには初勝利がかかった地元のフライトということで、想像以上のプレッシャーの中でのフライトとなったはずだったが、1分04秒992という数値を、ブライトリングの公式計測モニターに表示した。

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しかし、残る二人は、チャンピオン2回の自称アドレナリンジャンキー、アメリカ出身のカービー・チャンブリスと、チェコ空軍の戦闘機のパイロットを務めながらディスプレイチームのメンバーとして活躍中のマルティン・ソンカ。この二人が、室屋のタイムをターゲットにチャレンジフライトを行なった。ここで初めて、室屋は世界の目標になったのだ。

しかし、二人のチャレンジは、いずれも室屋には届かなかった。室屋は唯一の1分04秒台で、初優勝を手に入れた。
photo by [STINGER]
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