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関口雄飛、驚異の挽回走!!–スーパーフォーミュラ第6戦菅生決勝

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感涙の星野監督と、立役者関口雄飛。

◆「今日のオレ、速かったですね」
関口雄飛が、バトルなき感動の激走という千載一遇のレースでスーパーフォーミュラ2勝目を飾った。コクピットを降りて開口一番、「今日のオレは速かったですね」。圧倒的な優勝だった。

ポールポジョンからスタートし、レースをリードしていた関口雄飛。だが、同僚のJ.P.DE.オリベイラが18周目にスピンしてグラベルにマシンを停め、導入されたセフティカーがコースに入ったタイミングが悪く、一人だけ義務づけの給油ピットインができない最悪の事態となった。

トップにはいるものの、マージンがすっかり消えた。ピットインすると最低30秒のロスをする。2位以下は給油を済ませていたため、給油ピットインのロスタイムで最後尾に落ちてしまう展開。しかし、セフティカーがピットに逃げてレースが再開すると、信じられない激走が繰り広げられた。

レースが再開されると、まず、1周で2秒差、以後も、ファステストラップを連発して後続を1秒ずつ引き離し、30秒以上の差を築いてピットイン、トップのままでレース戻り、さらに、酷使したタイヤをものともせずに後続を引き離す韋駄天振り。中嶋大祐と野尻智紀のホンダ勢を寄せつけずに最初にチェッカードフラッグを受けた。

「もうダメだと思ったんですが、チームから、チャンスがあるかもしれないから全開で走れ、といわれて、無理だと思ったんですが、飛んでもいいと思って走りました。うまく飛ばずに走れるクルマを作ってくれたチームに感謝です」と、関口雄飛。

星野一義監督は、「体力もなにも半端じゃない」と絶賛して目頭を熱くし、「F1行けちゃう。ほめるコメントがない」と手放しで激走を讃えた。

バトルがない単独走行でこれほど観客を引きつけた極めて珍しいレース。最終戦の鈴鹿を、立役者の関口雄飛は、ポイントリーダーとして走る。

◆2016スーパーフォーミュラ第6戦トップ10
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 1. 関口雄飛 T ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
 2. 中嶋大祐 H GREEN TEC/NAKAJIMA SF14
 3. 野尻智紀 H DOCOMO DANDELION M40Y SF14
 4. 中嶋一貴 T VANTELIN KOWA TOM’S SF14
 5. A.ロッテラー T VANTELIN KOWA TOM’S SF14
 6. S.ヴァンドーン H DOCOMO DANDELION M40Y SF14
 7. 小暮卓史 H DRAGO CORSE SF14
 8. J.ロシター T フジ・コーポレーション KONDO SF14
 9. B.バゲット H GREEN TEC/NAKAJIMA SF14
10. W. ブラー フジ・コーポレーション KONDO SF14

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photo by GAZOO
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