F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集 F1 STINGER 【スティンガー】 > レーシングナビ >   トヨタに試練、大荒れのル・マン– 2017WEC第3戦第85回ル・マン24時間決勝

レーシングナビ F1の動向が一目でわかる新着ニュースや最新トピックを随時更新。

トヨタに試練、大荒れのル・マン– 2017WEC第3戦第85回ル・マン24時間決勝

M17_2874.jpg

第85回を迎えたル・マンは、6月16日にスタートし、大波瀾の展開の中で、ポルシェ919 HYBRIDが優勝した。この勝利はポルシェのル・マン19勝目、2015年からの3連勝となった。

小林可夢偉の手で、3分14秒台という凄まじいスピードを見せ、ル・マン史上最速マシンとなったトヨタTS050 HYBRIDは、中盤までペースセッターとしてレースを引っ張っていたが、参加した3台が相次ぐトラブルに見舞われ、去年の悔しさを払拭することができなかった。

小林可夢偉がステアリングを握るゼッケン7のトヨタTS050 HYBRIDが、トップから突然スローダウンしたのが10時間を経過する少し手前。代わってトップに立ったアンドレア・ロッテラー組の1ポルシェ919Hybridもトラブルで敗退。

これでLMP1クラスの5台総てがトラブルでリタイアか後退を余儀なくされ、LMP2がトップに立つというバトン狂わせな展開になったが、序盤にトラブルで1時間の修復作業を行なって下位に沈んでいた2ポルシェ919Hybridがジワジワと順位を上げ、残り2時間でトップに立ち、感動のゴールを迎えた。


トヨタTS050 HYBRIDは、3台のうち2台が戦列を去ったが、こちらもトラブルで2時間近く修復に時間を割かれた8号車が、総合で9番手まで追い上げてクラス2位となり、今回初めてサルト・サーキットを訪れた章男社長が、中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミの3人のドライバーと連れ立って表彰台に上がった。

次のWEC第4戦は、ドイツのニュルブルクリンクで7月16日に決勝レースを行い、10月15日には、富士スピードウェイで、WEC第7戦『富士6時間レース』が予定されている。

◆第85回ル・マン24時間レース結果
 

M17_2867.jpg

1. 2 ポルシェ919Hybrid
 2. 38 Oreca 07 Gibson
 3. 13 Oreca 07 Gibson
 4. 37 Oreca 07 Gibson
 5. 35 Alpine A470 Gibson
 6. 32 LIGIER JSP217 Gibson
 7. 40 Oreca 07 Gibson
 8. 24 LIGIER JSP217 Gibson
 9. 8 トヨタTS050 HYBRID
10. 47 Dallara P217 Gibson



photo by PORSCH

保存

記事が役に立ったなと思ったらシェアを!

F1 最新レースデータ

F1 ポイント・ランキング

F1ドライバーズ・ポイント
1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
3位ルイス・ハミルトン220ポイント
F1 コンストラクターズ・ポイント
1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

PARTNER
[協賛・協力企業]

  • CLOVER