石浦宏明、初タイトル!!–スーパーフォーミュラ最終戦
11月8日日曜日、スーパーフォーミュラ最終戦が三重県の鈴鹿サーキットで行なわれ、石浦宏明がシリーズチャンピオンを決めた。
シリーズ最終戦であり、かつブリヂストンが最後のサポートを行なう記念すべきレースとなった。スーパーフォーミュラは2016年から、オリンピックに興味の矛先を向けたブリヂストン・タイヤに代わり、ヨコハマ・タイヤがワンメイク供給が行なわれることになっている。
レースは、Race1が10時、Race2が15時にそれぞれスタート。あいにくの雨に祟られ、荒れ模様の展開になったが、レース1ではアンドレ・ロッテラーが強さを示すブッチギリの走りで優勝、レース2では、ウェットを果敢に攻めた山本尚貴がホンダ・エンジンに初優勝を捧げた。
スーパーフォーミュラ初勝利が期待された小林可夢偉は、レース1で予選4番手から3位表彰台を手に入れたが、レース2のスターティンググリッドで右前輪から火を噴き、スタートがやり直しの原因を作ったとして最後尾からスタート、鬼神の追い上げをみせたが、9位まで追い上げたところでチェッカードフラッグが振られた。
シリーズチャンピオンの行方は、この最終戦の結果で決まる石浦宏明と中嶋一貴のタイトルマッチとなっていた。中嶋のタイトルは、優勝して石浦が無得点という条件だったが、4番グリッドから得意のスタートダッシュを決めて山本尚貴を追ったが届かず、7番グリッドから4位を得た石浦が初のスーパーフォーミュラ・タイトルを手にした。
◆スーパーフォーミュラ最終戦レース結果
*レース1
1. アンドレ・ロッテラー PETRONAS TOM’S SF14 (T)
2. 石浦 宏明 P.MU/CERUMO・INGING SF14(T)
3. 小林 可夢偉 Team KYGNUS SUNOCO SF14(T)
4. 中嶋 一貴 PETRONAS TOM’S SF14(T)
5. 野尻 智紀 DOCOMO DANDELION M40S SF14(H)
6. 小暮 卓史 DRAGO CORSE SF141(H)
7. 国本 雄資 P.MU/CERUMO・INGING SF14
8. 伊沢 拓也 REAL SF14(H)
9. 塚越 広大 REAL SF14
10. 平川 亮 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
*レース2
1. 山本 尚貴 TEAM 無限 SF14(H)
2. 中嶋 一貴 PETRONAS TOM’S SF14(T)
3. J.P.デ・オリベイラ LENOVO TEAM IMPUL SF14(T)
4. 石浦 宏明 P.MU/CERUMO・INGING SF14(T)
5. 平川 亮 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
6. 中山 雄一 KCMG Elyse SF14(T)
7. 小暮 卓史 DRAGO CORSE SF141(H)
8. 国本 雄資 P.MU/CERUMO・INGING SF14 (T)
9. 小林 可夢偉 Team KYGNUS SUNOCO SF14(T)
10. 中嶋 大祐 NAKAJIMA RACING SF14(H)
Photos by スーパーフォーミュラ(JRP)