【フォーミュラE】第9戦モスクワ、ピケJr.が優勝を飾る
今季2勝目を飾ったピケJr.。ポイントでも首位に立ち、タイトル獲得が期待される。
6月6日(土)、ロシアのモスクワで、フォーミュラE第9戦が開催された。
今大会はネルソン・ピケJr.がスタートで首位に立ち、そのままレースを支配することになった。
ピケJr.は首位をキープしたままレースを続け、そのままの勢いでフィニッシュ。第6戦ロングビーチに続いて今季2勝目を飾った。
2位にはルーカス・ディ・グラッシが入り、3位はセバスチャン・ブエミが獲得した。
しかし、前大会に続いてレース後に順位の変動が発生することになった。
3位のeダムス・ルノーのブエミが、レース中にピットから復帰する際に危険行為があったと発覚。4位のニック・ハイドフェルトが3位表彰台となった。
フォーミュラEではピットインの最低滞在時間を58秒と規定しているが、チームはこれを68秒と思い込み、大きなタイムロスを犯していた。
その後、ブエミがピットロードに出た際にハイドフェルトと並走してしまい、これが危険行為と見なされてタイムを29秒加算、9位に降格という最悪の事態を招いてしまった。
なお、今回の決定に関してFIAは、あくまでチームのミスであり、ドライバーからの抗議を受け付けるとしている。
第9戦モスクワ リザルト
順位 | ドライバー | チーム | タイム/差 |
1 | ネルソン・ピケJr. | NEXTEV TCR | 43:18.867 |
2 | ルーカス・ディ・グラッシ | アウディ・スポーツ・アブト | +2.012 |
3 | ニック・ハイドフェルト | ヴェンチュリ | +11.548 |
次戦、第10戦はイギリスのロンドンに舞台を移し、6月27日(土)に第10戦が、翌28日(日)に最終戦となる第11戦が行われ、2日連続で開催される。
Photo by FIA / LAT Photographic
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