フォーミュラE、タイトルの行方は?
ロンドンのど真ん中で最終戦を迎えたフォーミュラEは、昨日の第10戦とは様相を変え、フォーミュラE初の雨のコンディションで行なわれた。
注目のタイトルマッチは、ポイントで2位に着けるセバスチャン・ブエミが6番手、3位のディ・グラッシが11番手、ポイントリーダーのピケが16番手という予想外の結果となった。
バッターシー公園の特設コースは、極度に幅が狭く、ただでさえ追い越しは難しいが、ウェットコンディションがその傾向をさらに強いものにしそう。
ディ・グラッシは、3位以上が必須で、権利がないに等しく、そうなると、予選6番手のブエミが、タイトルマッチで大きく有利になるか。
ブエミがこのまま6位を護ってゴールしたとすると、ピケが8位にならなければタイトルを逆転でき、最も大きな権利を得たことになりそうだ。
とはいえ、レースは終わってみなければわからない。レースを2時間後に控えた天気予報は、降水確率35%を報じている。狭く、滑りやすいコンディションの公道コースで、初めての雨となるのか。タイトルの行方の前に、それさえもわからない。
photo by FORMULA-E