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初めてのFIA-F4–2/4◆カーボンファイバーのシャシー

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初めてのFIA-F4–1/4からつづく)

◆”その気”になれるマシン

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FIA-F4は、コンストラクターの集団である日本自動車レース工業会(JMIA)が企画し、株式会社童夢がローリングシャシーのF110を制作、株式会社トムスがTZR42型エンジンを担当、株式会社戸田レーシングが6速シーケンシャル/パドルシフトのギヤボックスを供給する。

他にも、ホイールが日本製のTWS RACING WHEELのワ

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ンメイクとされ、タイヤはダンロップのワンメイク、ブレーキは、使用ブランドのステッカーをリヤウィングの翼端板に提示が義務づけられるなど、新しい試みも採用されている。

童夢が制作を担当したマシン『F110』は、カーボンファイバー製モノコックにグラスファイバー製カウルで、F3レベルの安全基準の内容も”本物感”を味わえる。

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カーボンファイバーシャシーは、外観もスタイリッシュ。ラジエターなどの主要パーツは、FIA規定の標準パーツの使用が義務づけられている。

カーボンファイバー製であることは、見た目からして後述するエントラントを多く集める魅力のひとつになっている。カウルが、比較的安価なグラスファイバー製なのは、クラッシュで傷めるケースが比較的多く、コストを抑制に役立つはずだ。

そのF110は、シャシー単体がホイール1セット付きで532万円で手に入る。エンジンはトムスがメンテナンスして封印され、オーバーホールは年に1回しかできない。その代金を含めて1基が年間105万円で貸与される。

ホイールやカウルなどのいくつかのスペアパーツを含めて、走行可能な状態のマシンが約700万円で用意できる。

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ホイールは、TWS RACING、タイヤはダンロップがワンメイク供給。エンジンはトムス、ギヤボックスは戸田レーシングが担当。

150馬力程度に調整されたエンジンは、1年間走っても、性能劣化もないとみられ、この安定感も魅力のひとつだ。エンジンパワーは、140~160馬力とされているが、重量/ドライバー込みで590kgであること考えると、パワー/ウェイト・レシオはポルシェ911GT-3と同等であり、軽量なレーシングカーとしての俊敏性を併せ持つ。

コクピット.jpg

ランニングコストは、チームによって、走行量や、周辺の体制の組み方で上下するが、年間1000万円~1500万円でまかなえる。要するに、マシンを含めて年間2200万円で戦えるが、これは、格下のスーパーFJより低価格という声もある。

当然、2年目は、マシン代が必要なくなり、コストはその分、低下する。現在は童夢F110のワンメイクだが、車両は5年間モデルチェンジをしない、ということだが、モデルチェンジ後も、性能が極力変化せず、安定供給が続くことを願いたい。

初めてのFIA-F4–3/4へつづく)

photo by [STINGER]

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