フェラーリ、サーキット専用モデルのFXXKを発表
ラ・フェラーリの面影は残っているものの、大幅に改良が加えられ、別次元のマシンになっている。
フェラーリは2日(火)、ラ・フェラーリをベースにしたサーキット専用モデル「FXXK」を発表し、来週末にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットでワールド・プレミアを行うことを発表した。
FXXKは、かつてエンツォ・フェラーリをベースにして開発されたFXXと同じ名前に「K」の文字が追加されている。これは、昨年までF1でも使用されてきたKERS(運動エネルギー回生装置/F1では今年からERSを使用)を意味するもので、KERSを搭載したFXXということになる。
エンジンは6.3リッターV12エンジンにハイブリッド・システムを組み合わせ、最高出力は1050馬力、最大トルクは900Nmとなっている。なおV12エンジンのみの出力は860馬力で、最大回転数は9250回転を発生させる。
KERSを搭載したことにより、スイッチひとつで爆発的な加速を発揮するほか、4つの走行モードを切り替え、最適な走行モードを選択することができる。
エアロ・ダイナミクスでは、WECのGTカテゴリーを意識したフロント・スポイラーや、フェンダー一体タイプのリヤ・スポイラー、そしてボディからせり出した大型デイフューザーが特徴となっている。
Photo by Ferrari S.p.A.
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