「勝利が自信になった」–松下信治コメント(ハンガリーGP2トップ3会見より)
テクニカルで抜けないはずのオンガロリンクで、21位から8位のごぼう抜きのレース1。リバースグリッドでポールポジョンからスタートしたレース2では、バンドールンを寄せつけず、「自信がついた」松下信治。
ハンガリーGPのサポートレースとして行なわれたGP2第6大会のレース2で優勝した松下信治は、トップ3会見に招かれ、慣れない英語で懸命にコメントした。
マシンが調子がよかったことを強調した松下信治は、夏休みを挟んだ次のスパ-フランコルシャンに向けて、驚くコメントをした。
難攻不落のそこは、チームメイトで現在最強と言われるポイントリーダーのストッフェル・バンドールンのホームコース。なんと松下は、「スタッフェルから学んで、そしてやっつけたい」と言ってのけた。
小林可夢偉の次は、”10年出ない”、と言われた日本人だが、こんな威勢のいいドライバーがいたのだ!!
GP2シリーズ:ノブハル・マツシタ GP2レースウィナーという響きは、どんな感じですか?
松下信治:素晴らしいですね。GP2最初のシーズンだし、ここを走るのも初めてですから。 オンガロリンクの経験は、多くのドライバーに比べるとまったくなかったから、今日は勝てて凄くいい感じです。
GP2シリーズ:リバースグリッドでポールポジョンからスタートして、チェッカードフラッグまで、レースを完璧ににコントロールしましたね。クルマはどうでした?
松下信治:クルマは、最初から最後まで素晴らしかったです。金曜日の予選で、フラットスポットを作ってしまう大きなミスを犯してしまって、アタックできずに、レース1は21番手、今年最悪のグリッドになってしまった。でも昨日のレース1では、グレイトな挽回ができて、ポールポジョンからスタートできました。クルマは素晴らしかったです。スタートもよかったし、総てをコントロールすることに最後まで集中できました。
GP2シリーズ:今日は昨日に比べて気温が大きく下がりました。タイヤマネージメントになにか影響が?
松下信治:そうですね。気温差は大きかった。シルバーストンに比べると20度くらい低かった。シルバーストンでも、土曜日と日曜日の気温差があったから、そこから学んでいたから、今日は、タイヤマネージメントに関しては問題はなかったです。
GP2シリーズ:さて、次のスパですが、君にとってまた新しいコースですね。どうなると予想しますか?
松下信治:ボクはいつもシミュレーターで練習しています。スパは、ストッフェル(チームメイトのバンドールン)のホームコース。だから彼は素晴らしく速いと思います。彼からいろいろ学んで、そしてやっつけたいですね。今回の勝利は、本当に自信をつけてくれました。これからもプッシュし続けますよ。
photo by GP2
【翻訳:STINGER】