バンドールン、鉄壁!!–GP2第7大会レース1
2位のピック(向かって左)と3位のマケロフ(同左)を従えるストッスェル・バンドールン。別格の速さと強さ。
ベルギーGPのサポートイベントGP2第7大会は、22日土曜日にレース1の決勝を行ない、スパ-フランコルシャンをホームコースとしているストッスェル・バンドールン(ART)が、貫祿勝ちした。
レースは、スタートからアクシデントが連発、セフティカーから赤旗が出る波瀾の展開。難攻不落のスパ-フランコルシャンで、いきなり予選5番手を奪って期待さ
れた松下信治も、スパの洗礼を受けることになった。
松下信治は、スタート直後の1コーナーで、走行ラインを横切る形で行く手を遮った前走車にはじかれてフロントノーズを破損。交換のためにピットインした後に追い上げていたところで、新たなアクシデントでセフティカーが導入された。
この段階で、タイヤを交換していた松下信治は、18番手にいたが、セフティカーが出たためにタイヤ交換のタイムロスを完全に消去できることになり、リスタート後にタイヤ交換を行なうライバルに対して有利な展開が注目されていた。
しかし、リスタートの次の周の1コーナーで、今度は前を走っていたマシンがハーフスピン、松下信治は行く手を阻まれてフロントノーズを壊して、リタイアを余儀なくされた。
レース2はタイヤ交換のないスプリントレースで、23日日曜日10時35分(日本時間17時35分)にスタートする。
2015GP2第7大会レース1トップ10
1. S.バンドールン ART
2. A.ピック カンポス
3. A.マケロフ ロシアン・タイム
4. J.リール カーリン
5. M.エバンス ロシアン・タイム
6. A.ロッシ レーシングEng.
7. N. バートン Daiko チームラザルス
8. J.キング レーシングEng.
9. S.シロトキン ラパックス
10. M.ストッキンガー スタウスGP
photo by GP2