【GP2】佐藤公哉、GP2ポスト・シーズン・テストに参加
テストに臨む佐藤公哉。慣れないマシンと新品タイヤに苦戦するも、中古タイヤで速さを見せた。
佐藤公哉が11月27日(木)から29日(土)に行われたGP2シリーズのポスト・シーズン・テストに2013年のチャンピオン・チームであるRTロシアン・タイムから参加した。
アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで実施されたテストで、佐藤は29日のテスト最終日にマシンをドライブした。
昼間のセッション1と夜間のセッション2でそれぞれ実施した、新品タイヤで予選を想定したタイムアタックでは、慣れないマシンに苦戦を強いられた。
しかし、夜間のセッション2で実施した中古タイヤでの決勝を想定したロングランでは、期待以上のペースを発揮し、手応えを得る結果となった。
■佐藤公哉
「クルマの印象は悪くなく、体感速度も速さを感じていました。しかし、どういう理由か分かりませんが、なぜか新品タイヤの一発ではタイムが伸びませんでした。十分に速さを感じているのにタイムがよくなかった」。
「反面、中古タイヤを使ったロングランでは、1分52~53秒台のラップタイムを簡単に維持できました。最後にエンジニアからプッシュしろという指示があったので攻めたら、ちゃんとタイムにも表れました。予選の戦闘力は不足していますが、決勝の戦闘力はかなり高いクルマです」。
「チームによってクルマの個性はたしかにありますが、絶対的な性能の差や戦闘力の差は感じませんでした。とはいえ、違うチームのクルマに乗ったり、違うエンジニアと仕事したり、すべてが良い経験でしたし、自分の中での引き出しが増えました」。
「来季についてはいくつかの選択肢があります。カンポス・レーシングからは、”戻ってくれば?来季も一緒に戦おう!”と相変わらず誘ってもらっています。慎重に状況を見極めて判断したいと思います」。
Photo by Kimi sato official
[STINGER レーシングナビ]