松下信治、初表彰台!!–GP2オーストリアGP第4大会
スタートの混乱も巧みに避け、バンドールン(左:2位)とハリアント(中央:優勝)と並んで、GP2の初表彰台を得た松下信治(右)。2014全日本F3チャンピオンは次のステップを刻んだ。
2015GP2第4大会のレース2で、松下信治が初の表彰台に上がった。
松下信治は、昨日レース1を2番手でスタートしながら4位と悔しいレースだったが、今日は、終始安定したレースを見せて初の表彰台を得た。
スタートの1コーナーで3番手グリッドからスタートしたロッシがスピン、松下信治はそれを避けるためにコースをはみ出して難を逃れたが、その間に、リバースグリッドで8番手スタートだったレース1優勝のチームメイトのバンドールンに先を越されて4番手。
そのままレースは終盤を迎えたが、加熱したトップ争いのハリアントとマルケロフが接触!! マルケロフは大きく後退し、ハリアントはフロントウィングを傷めるアクシデントが起きた。これで松下信治は3番手。
ハリアントは左側フロントウィングが今にも外れそうに破損したが、その状況で、ストレートスピードが低いバンドールンと松下信治のARTの2台の追撃を凌ぎきってGP2初勝利を飾った。
激しいレースを闘い抜いた松下信治は、表彰台のインタビューで、”英語がダメなので”と前置きしながら、”チームに感謝する。いいレースができたと思う”とよどみなくコメントし、インタビューアに、”Your Englishi is perfrct”と言わせて笑いを誘う余裕を見せた。
次のGP2第5大会は、イギリスGPの並催レースとして、7月4日と5日にシルバーストンでレース1とレース2が行なわれる。
◆2015GP2第4大会レース2トップ10
1. R.ハリアント カンポス
2. S.バンドールン ART
3. 松下信治 ART
4. S.シロトキン ラパックス
5. M.エバンス ロシアン・タイム
6. P.ガスリー DAMS
7. J.キング レーシングEng.
8. A.マルケロフ ロシアン・タイム
9. A.ロッシ レーシングEng.
10. R.ヴィソー ラパックス
photo by CAMPOS RACING