写真で観る『サウンドofエンジン2016』
11月19-20日に、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで、”A RACING MACHINE ON TEH WRIST”でお馴染みの高級時計リシャール・ミルが後援する、『RICHARD MILLE SUZUKA SAUND OF ENGINE2016』が開催され、合計120台の由緒ある2輪/4輪のレーシングマシンが集結した。
参加車両は、レジェンドofフォーミュラワン、世界を席巻したグループC、60年代の日本のモーターレースシーンを飾ったプロトタイプレーシングマシン、マン島TTを中心に世界で活躍した2輪レーサー、ヒストリック・フォーミュラ、そして、スーパースポーツなど、そうそうたる顔ぶれが、オールドファンを楽しませた。
19日土曜日はウェット路面での進行となったが、20日日曜日は青空に恵まれ、参加者と観客の笑顔で迎えた夕刻迫るエンディングは、ロマンチックなムードに包まれた。
1960年代のスポーツカーによる日本グランプリの歴史を作ったマシンたちのエキジビション。
グループCカーや歴史に名を残したマシンたち。ロスマンズ・ポルシェと、アドバン・カラーのタイサン・ポルシェ、シルクカット・ジャガーが懐かしい。
上から、甲高いロータリーサウンドを響かせるルマンウィナーのマツダ787、5年かけてV12エンジンを調教して参加のアルファロメオ197C、そして、なんと国内に2台!!中嶋親子(悟/大祐)がドライブしたティレル019。
1963年に鈴鹿サーキットで行なわれた国内初の4輪ビッグイベント”日本グランプリ”に優勝したロータス23(ゼッケン47番/40番は1964年日本GPに参加)。ペチャンコのボディにドギモを抜かれた中には、マイワンダフルサーキットでお馴染みの大久保力さんや、童夢の林みのる創始者もいた。
大挙35台のエントリーを集めたヒストリック・フォーミュラ・レジスター。走りなれた筑波から憧れの鈴鹿でいきいきと走行した。
独特のV12サウンドを響かせたアルファロメオ179C。
当日、鈴鹿に集結した、レジェンドの多士済々。上段は、ローラT70を最初に担当した小倉メカを中心に、左は長坂尚樹さん、右がローラT70をドライブした桑島正美さん。
下段左から、長谷見昌弘さんを覗き込む鮒子田寛(トヨタ・ニュー7)、片山右京さん、リシェール・ミル社長、星野一義監督と北野元さん。そうそうたるメンバー。
下段左から、長谷見昌弘さんを覗き込む鮒子田寛(トヨタ・ニュー7)、片山右京さん、リシェール・ミル社長、星野一義監督と北野元さん。そうそうたるメンバー。
シルクカット・ジャガーが2台、V12の快音を響かせた。1台は、ヒストリックフォーミュラで大活躍中の久保田克明がステアリングを握った。久保田選手は、今回ロータス97Tルノーでも参加。
まるでプラモデルのような美しさ。1975年、ニキ・ラウダ野手でワールドチャンピオンを奪ったフェラーリ312T。タイトルスポンサーのリシェール・ミル社長の愛機。
1966年に富士スピードウェイで行なわれた第3回日本グランプリに、砂子義一のドライブで優勝したニッサンR381。
1968年の日本グランプリで、富士スピードウェイにタキ・レーシングが持ち込んだローラT70。黄色いストライプは、長谷見昌弘のドライブで参戦した。
今回、特筆すべきは、行き届いたホスピタリティ。リシャール・ミルのハイソなムードを反映し、食事のクォリティも素晴しいものだった。
闘い済んで日が暮れて。
また、来年!!
また、来年!!
photo by [STINGER]