右京、追突で惜しいレースを失う
4位でセフティカー先導中に追突された。ひん曲がった右京車のリヤサスペンション。
フォーミュラ・ルノー2.0Euro Cupの開幕戦が25日と26日にスペインのモーターランド・アラゴンで3レースが行なわれ、18歳の高校生レーサー笹原右京は、レース1が11位、レース2が17位、レース3は、4番手から惜しいリタイアとなった。
右京は、予選13番手からレース1をスタート、セッティングに苦しんで一時10番手を走っていたが11位でゴール。セッティングを変更したレース2は、9番手から得意のスタートを決めて1コーナーで2台をパスしたが、2コーナーで寄せられて接触してウィングを壊し、セフティカー導入後にピットインして修復して遅れ、17番手に甘んじた。
レース3は雨。滑る路面が得意な右京は、前走者のはね上げる水しぶきで前が見えない悪条件の中を予選7位からスタートして4番手をにポジションアップ。しかし、アクシデントで導入したセフティカーラン中に後続車に激しく追突されてレースを失った。
右京は、自身のフェイスブックに以下のような気丈なコメントを寄せた。
「Race 3は7番手スタートから素晴らしいスタートで4位へ上がりましたが、SC中に後ろから見事にヒットされ駆動を失い、リタイアという非常に残念な結果でした」
「この週末、なかなか上手く流れを掴むことが出来ず、苦戦していましたがチーム全体が僕の為に夜遅くまで作業し、日曜日では徐々に取り戻しつつありました」
「結果的にそういった選手のお陰でレースを終えざる終えませんでしたが、チーム全体の仕事に感謝の気持ちでいっぱいです」
「早く1番のトロフィーを持って帰れるように、チーム共に一から努力していきます」
写真協力:笹原右京