熊本地震の影響と生産状況について(本田技研)
この度の熊本を中心とする震災の被害に遇われた方々や関係者のみなさまに、1日も早く平安な日が戻ることをお祈りいたします。
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東京青山の本田技研本社ビル。設計段階では、ガラス窓が壁に面していたが、地震でガラスが落ちて通行人を傷つけたらどうする、という創始者本田宗一郎の指摘でこのデザインになった。
熊本に製作所を持つHondaは、熊本県菊池郡大津町の熊本製作所の生産を、震災当初の4月22日までとしていた休止を28日までに延期していたが、5月6日より一部稼動を再開することを決定、報告した。今後、状況に応じ、段階的に生産を再開していくという。
熊本製作所の建屋および設備の一部は被害が大きく、復旧は8月中旬と見込まれる。
また、熊本製作所以外の生産拠点は、軽自動車の委託生産先である八千代工業株式会社は、4月22日から一部生産を縮小して稼動しているが、通常稼働には半年程度を要する見込みという。その他の生産工場は通常通り稼動している。
Hondaは、震災直後から、以下のような災地への支援を行なっている。
*義捐金として熊本県に5千万円を寄付。
*発電機および非常食や飲料水などを提供。
*熊本県震災エリアの通行可能な道路の参考情報として、Honda「インターナビ」による道路通行実績情報を「Googleマップ」および「Yahoo!地図」にて一般公開を開始。
ttp://www.honda.co.jp/internavi/saigai/kumamoto/
Hondaは、「引き続き、地元の皆様とともに、早期の復旧に向けて全力で取り組んでまいります」と表明している。
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