松下信治、次戦で試練の謹慎処分
レース2ではオーバーペースのライバルに進路を阻まれ、終了後に厳しい裁定。試練の松下信治。
バクー・シティサーキットでのGP2で、松下信治が鋭い走りをみせたが、レース後、走行が危険と判定され、次戦オートスリアの第4大会の出場停止処分を受けた。
バクーで行なわれたGP2では、2戦行なわれたレースでセフティカーが合計8回出動した。そのうち、レース2の2回目のセフティカーが退去したとき、レースリーダーだった松下信治は、リスタートのタイミングのペースセッターの権利を持っていたが、セフティカーがピットロード逃げた段階で、コントロールラインより手前でセフティカーを追い越した形となり、このため、後続を危険な状況に追い込んだと判定された。
結果的に、この影響が波及し、1コーナー手前で隊列が5ワイドもの幅に広がり、接触アクシデントが発生、再びセフティカー導入のきっかけを作ったとされたもの。
松下信治は、バクーのリスキーなコースを果敢に攻め、予選2番手からレース1では、スタートでトップに立ってファステストラップを記録、3番手からスタートしたレース2でも、トップでレースを引っ張っていただけに、裁定は残念なものだったが、イギリスGPに期待をつなぎたい。
photo by GP2