トム・クリステンセンがモーターレーシングから引退
2013年、ル・マンでのクリステンセン。昨年のマクニッシュに続き、クリステンセンも引退を発表した。
19日(水)、アウディ・スポーツ・チーム・ヨーストのドライバー、トム・クリステンセンが、今季限りでモーターレーシングから引退すると発表した。
発表によると、クリステンセンはFIA世界耐久選手権(WEC)の次戦、サンパウロ6時間レースを最後にドライバーを引退し、今後はチームのサポートにまわるとしている。
クリステンセンは97年にヨースト・レーシングと共にル・マン24時間に参戦し、初優勝を飾った。その後はアウディと共にル・マンに参戦し活躍し、史上最多となる9勝を挙げ、ル・マン24時間レースの絶対王者と呼ばれた。また、毎年年末に開催される、レース界の異種格闘技戦として知られるレース・オブ・チャンピオンズでは、F1ドライバーをはじめさまざまなカテゴリーのドライバーたちとも闘った。
若き日は日本に来日し、全日本F3やJGTC、JTCCなどでも活躍した。また今年の8月には母国デンマーク王室からダンネブロ勲章を受章、これはドライバーとしてクリステンセンが初の受賞となった。
Photo by World Endurance Championship / FREDERIC LE FLOC’H – DPPI Media
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