ウェバー、今週中にもイギリスの自宅へ
ポールポジョンからレースをリードしていたウェバー(黄色いヘルメット)。
11月30日にブラジルのサンパウロで行なわれたWEC最終戦の終盤に、⑳ポルシェ919 HYBRIDで激しいクラッシュを喫したマーク・ウェバーの容態が、ポルシェから届いた。
ウェバーは事故の後、一晩をサンパウロの病院で過ごした。現在も脳震盪とアザが残るため、数日の入院が必要で、ポルシェ ワークスドライバーとチームメンバーが病室を見舞っているが、ウェバーは今週の後半にも自宅のあるイギリスに戻る予定。
レース翌日の月曜日の朝、ウェバーはブラジルの新聞に「まだ身体の痛みと頭痛が残っている。事故の瞬間と、そしてなぜ事故が起きたのかもよく覚えていない。事故直後に素早い処置をしてくれたサーキットのメディカルスタッフ、そして病院で世話をしてくれている皆に感謝しています。何よりも嬉しいのはカーナンバー14が優勝したことです。シーズン最終戦を勝利で飾れたのは素晴らしいことです。私はすでに来シーズンを見据えています」と語った。
WEC最終戦のチェッカーフラッグが振られるおよそ30分前、当初は、GTE-proのフェラーリ458イタリアとの接触が原因と見られていたが、ポルシェの発表は、「919ハイブリッドのコントロールを失い、激しくバリアに激突しました。事故の原因はまだ分かっていない」、としている。
photo by PORSCHE
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