トヨタ・日野、新燃料電池システム・バスを豊田市に提供
豊田市に提供された燃料電池バス。
トヨタと日野自動車は、新燃料電池システム「トヨタフューエルセルシステム※1」(TFCS)を搭載した燃料電池バス(FCバス)を開発し、9日(金)から豊田市内を走る路線バス「とよたおいでんバス」の営業運行向けに提供した。
TFCSは、燃料電池技術とハイブリッド技術を融合させ、燃料電池自動車のMIRAI(ミライ)向けに開発したシステム。
今回のFCバスには、出力を高めるためにFCスタックおよびモーターなどを2個搭載するほか、高圧水素タンクを8本搭載した。
さらに、外部電源供給(V2H※2)システムは、2013年11月より開始した実証試験などの結果を活かし、改良が施されている。
トヨタと日野は、実用化に向けて、バスの運行による実証試験を通じて、FCバスの実用性や有用性を検証し、研究開発を進めていく。
※1:FCスタック、モーター、高圧水素タンク、FC昇圧コンバーター、駆動用バッテリーなどで構成される。
※2:Vehicle to Homeの略。車両からの電力を施設の電気配線を通じて供給するシステムの一般的な呼称。
Photo by TOYOTA MOTOR CORPORATION.
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