笹原右京、ポールtoウインで今季2勝目!!
強敵のポイントリーダー、L.デラトレス(向かって左)を引き連れての表彰台は価値がある!!
ドイツのニュルブルクリンク・サーキットで9月18日(⾦)〜20日(日)に行なわれた2015フォーミュラ・ルノー2.0NECカップ第6大会のレース2で、笹原右京が圧倒的なレースを見せて今期2勝目を飾った。
右京は、18日の練習⾛⾏1 回目に、ウェットとドライを行き来するコンディションの状況でいきなりトップタイム、練習⾛⾏2回目は5番⼿に甘んじたものの、同じ日野予選で、レース1のトップ、レース2の2番手タイムを記録、19日の曇り時々⾬の悪コンディションで優勝、ドライコンディションになったレース2で8位となった。
レース中盤の6 周目、突然コースを襲った通り⾬に足を救われてコースオフ!! しかし、、2番⼿も同じく最終シケインでコースを外れて右京は⾸位を堅持。路⾯コンディションの変化で7 周目にセーフティカー(SC)が入ったが、セフティカーが逃げた後の残り約6 分を危なげなく逃げ切り、モンツァの開幕大会レース1以来の今季2 勝目を飾った。
9 月20 日のレース2 決勝(25 分間)は、2 番グリッドの笹原は目を⾒張るような素晴らしいスタートダッシュで⾸位に。4周目に後方集団でアクシデントが発生してSC 導入、7周目にレースが再開されると、ダッシュした右京に2番⼿がみるみる追いついて第1 コーナーで並⾛状態。2 台は減速が足らずにコースオフ、右京は11番⼿に後退。しかし、その後追い上げて8位まで順位を戻しこところでチェッカードフラッグを受けた。
この結果、FR2.0 NEC のタイトルは、10月2〜4日にホッケンハイムで行なわれる最終大会に持ち越され、右京はランキング3位から逆転チャンピオンを目指して戦う。
次のレースは9 月25〜27 日にフランスのル・マンで開催されるユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0 シリーズ(EUROCUP FR2.0)第6 大会となる。
■笹原右京のコメント
「レース2は2 番グリッドから抜群のスタートを決めトップでレースを開始、ベストラップを更新しながら1秒以上のマージンを築きましたが、4周目に後方のクラッシュによりセーフティーカー(SC)が入り、SC 退去後のリスタートで後ろに付かれ、僕は第1 コーナーのイン側を守りましたが、2 番⼿のドライバーが⾛⾏ラインを潰してきたため⾏き場がなくなり、おまけにイン側の路⾯は汚く少し濡れていたため⼗分に減速できず、さらに縁⽯でクルマが跳ねて2台揃ってコースオフ。大きく順位を落としました。土曜日に続いて表彰台の中央で君が代を聴きたかったのですが、あの場⾯はタイトル争いも懸かっていたので引くに引けませんでした。応援してくださった皆さまには申し訳ない結果でした。この現実をしっかり受け⽌めて、次への爆発⼒にしたいと思います。 今後もご⽀援とご声援のほど、よろしくお願い申し上げます!」
photo by K-point(Yukihito Onishi/Ditch PHOTO)