【WEC】第1戦決勝、優勝のアウディに失格の裁定
レース後、優勝のアウディ7号車が失格に。アウディ側は不服として控訴を発表した。
4月17日(日)、FIA世界耐久選手権(WEC)第1戦シルバーストン6時間レースの決勝が開催された。
レースは予選で久しぶりのポール・ポジションを獲得したアウディ7号車(ロッテラー/トレルイエ/ファスラー)が決勝でも速さを見せた。
7号車はポルシェ2号車(デュマ/ヤニ/リーブ)を抑えて優勝を飾り、ポルシェ2号車が2位、3位はトヨタは小林可夢偉もドライブした6号車(サラザン/コンウェイ/可夢偉)が入賞した。
しかし、レース後にアウディの失格が発表された。理由はスキッドブロックの厚さ規定の厚さに達していないというもので、アウディ側は摩擦によって磨り減ったためと説明をしたが受け入れられなかった。
この結果、順位は繰り上がり、ポルシェの逆転優勝が発表された。
さらにその後、アウディ側が控訴を発表。結果が覆る可能性もあり、開幕戦の勝敗は裁判の結果を待つことになってしまった。
第1戦シルバーストン 決勝結果
■LMPクラス(暫定)
順位 | クラス | ドライバー | チーム / エンジン | ラップ |
1 | LMP1 | デュマ / ヤニ / リーブ | ポルシェ / ポルシェ | 194 |
2 | LMP1 | サラザン / コンウェイ / 可夢偉 | トヨタ・レーシング / トヨタ | 193 |
3 | LMP1 | インペラトーリ / クライハマー / テュシャー | レベリオン / AER | 183 |
4 | LMP1 | ハイドフェルト / ピケJr. / プロスト | レベリオン / AER | 181 |
5 | LMP2 | セナ / アルバカーキ / ゴンザレス | RGRスポーツ / 日産 | 179 |
10 | LMP2 | ブラッドレー / メルヒ / ラオ | マノー / 日産 | 177 |
14 | LMP1 | ロシター / トリュマー / ウェッブ | バイコレス / AER | 172 |
16 | LMP1 | デビッドソン / ブエミ / 中嶋 | トヨタ・レーシング / トヨタ | 170 |
30 | LMP1 | ウェバー / ベルンハルト / ハートレイ | ポルシェ / ポルシェ | 70 |
31 | LMP1 | デュバル / ディ・グラッシ / ジャービス | チームヨースト / アウディ | 69 |
33 | LMP1 | ロッテラー / トレルイエ / ファスラー | チームヨースト / アウディ | 194 |
■LMGTEクラス
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※日本チーム、日本人ドライバー、F1経験ドライバー、日本レース経験ドライバーのリザルトを掲載しています。
次戦、第2戦は5月7日(土)にベルギーのスパ・フランコルシャンで開催される。
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Photo by World Endurance Championship / Adrenal Media
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