ポルシェ連勝、アウディ復活、トヨタ残念–WEC第4戦ニュルブルクリンク
ル・マンに続いてWEC連勝のポルシェ919Hybrid。
あの感動のル・マン24時間から1カ月少々が経過した7月24日、世界耐久選手権は、舞台をドイツのニュルブルクリンクに移して6時間レースを闘った。
予選で1-2を奪ったのは、ル・マンで惨敗したアウディR18 e-toron quattro。3-4にポルシェ919Hybrid、5-6位にトヨタTS050 HYBRIDが続いた。
レースは、激しいバトルが展開したが、6時間は終始、ドイツの両巨頭、ル・マンを連勝したポルシェとル・マンの惨敗から這い上がったアウディの闘いとなり、ウルトラハイダウンフォースの低速コースで、高速のル・マンを睨んで設計されたトヨタTS050 HYBRIDは両車の後塵を排する結果となった。
ボルシェとアウディは同周回数だったが、トヨタTS050 HYBRIDはジリジリと離されて1周遅れと4週遅れ。
レース中のファステストラップタイムは、それぞれ速いチームが、以下のようなデータとなった。
ポルシェ:1分40秒609
アウティ:1分40秒325
トヨタ :1分41秒277
次の第5戦は、9月3日土曜日決勝のメキシコ。舞台は、去年、ロズベルグ+メルセデスの優勝でおなじみになったスタジアム・グランドスタンドを持ち、長いストレートと高い標高が特徴の変わり種コース。WECに新たに加わった独特のシチュエーションが、熱戦を予感させている。
また、10月16日には、富士スピードウェイで第7戦が控えており、トヨタTS050 HYBRIDによるル・マンの再現が期待されている。
◆2016WEC第4戦ニュルブルクリンク6時間結果
1. 1 ポルシェ919Hybrid
2. 8 アウディR18 e-toron quattro
3. 7 アウディR18 e-toron quattro
4. 2 ポルシェ919Hybrid
5. 5 トヨタTS050 HYBRID
6. 6 トヨタTS050 HYBRID
photo by FIA WEC