WEC開幕戦でアウディが優勝!!
まずはポルシェ919 HYBRIDがポールポジションからダッシュを決めた。
4月12日にシルバーストンで行なわれた2015年WEC(世界耐久選手権)開幕戦で、アウディR18 e-toron quattroが優勝した。
レースは、格段に進化して凄まじいストレートスピードを見せるポルシェ919 HYBRIDと、熟成の域にあるアウディR18 e-toron quattroの闘いとなり、ストレートでポルシェ919 HYBRIDが前に出て、コーナーでアウディR18 e-toron quattroが抜き返し、再びストレートでポルシェ919 HYBRIDが前に出る、というバトルが展開された。
ポルシェは、ポールポジョンからスタートしたマーク・ウェーバー組がギヤボックスのトラブルで戦列を離れ、ロッテラー、トルルイエ、フェスラー組のアウディR18 e-toron quattroが、ドュマ、ジャニ、リーブのポルシェ919 HYBRIDを押さえ込んだ。
3番手のトヨタTS040 HYBRIDは、昨年チャンピオンのデビッドソン、ブエミとトリオを組んだ中嶋一貴がドライブした。中嶋一貴は、今シーズン、全戦に参戦する予定。
駿足のポルシェ919 HYBRID、ディフェンディングチャンピオンのトヨタTS040 HYBRID。しかし、終わってみれば今回の最速は、アウディR18 e-toron quattroだった。
底力のアウディと、スピードのポルシェに対して、トヨタは、力を入れ直さない限り厳しいシーズンになることを伺わせるレースだった。
次のWEC第2戦ベルギーのスパ-フランコルシャン6時間は、5月2日土曜日に決勝レースが行なわれる。
◆2015 WEC開幕戦結果
1. アウディR18 e-toron quattro
2. ポルシェ919 HYBRID
3. トヨタTS040 HYBRID
4. トヨタTS040 HYBRID
5. アウディR18 e-toron quattro
6. リジェJS P2 ニッサン
7. リジェJS P2 ニッサン
8. HPD ARX 03B HPD
9. 童夢S103ニッサン
10. フェラーリ458イタリア