ハートレイ「ちょっとホームレースみたいな気分」 — 【モナコGP プレビュー】
レッドブル・トロロッソ・ホンダ【モナコGP プレビュー】
◆ブレンドン・ハートレイ
「僕はモナコに3年半住んでて実際にサーキットの中に住んでるし、自宅からトラックが見えるんだ。モナコはカレンダーのハイライトのひとつだし、ここで生活してみて、僕がここでまたレースをする日が来る可能性があるかを自問自答したこともあったよ。ニュージーランドはもちろん僕の故郷だけど、僕は(妻の)サラと一緒に自宅を作ったし、このモナコには素晴らしい友達たちもいる。だから今週末はちょっとホームレースみたいな気分だよ。自宅のベッドで起きて、すべてのルーティンワークを家で済ませられるのは素晴らしいね」。
「大好きなトラックだよ。ここではワールドシリーズbyルノーでレースに出たことがある。僕は3位のとき、ダニエル(・リカルド)が勝ったんじゃなかったけな。オーバーテイクして8位から4位まで追い上げるいいレースができたこともあった。僕はストリート・トラックでのレースが好きだし、楽しみにしてたよ。よく知ってるトラックって言えるし、これまでに何度か走ってることもあって”庭”みたいなものだね」。
「モナコのトラックはすごくユニーク。トラックを現在のカタチみたいにデザインするのは大変だったと思う。たくさんの歴史があるし、僕らはみんなそれが大好きなんだ。カレンダーの中では一番低速なトラックだけど、F1のマシンで走るとまったく遅い感じはしないって保証できるよ。とにかくアドレナリンがどんどん湧き出てくる。壁から数㎜のところの縁石を踏みながら抜けて行く。スゴいラッシュだし、いいラップが走れたときの満足感と言ったらないね。路面はすごく汚れた状態から週末通して改善するし、ラップごとに改善して行くレースのひとつだね」。
「予選でグリップが上がったらホンモノのスリルが味わえるんだ。本当にしかっかりとした積み重ねが必要なトラックだよ。そこで上手くやるには壁から数㎜のところを限界で走って、F1のマシンを自信をもって走らせることが必要で、それこそ多くのドライバーたちが楽しみにしてる、やってのけたいことなんだ」。
「モナコの雰囲気は間違いなく素晴らしいよ。ここ数年、僕はエナジー・ステーション(ヨーロッパ・ラウンドから登場するレッドブルのモーターホームにある食堂)で観戦して楽しい時間を過ごしてきた。今年はマシンを走らせられるからより楽しめそうだし、ドライバーとしては豪華絢爛さに没頭する時間はあんまりないんだけど、(自分たちの仕事の)裏ではそういう状況になってるってことは分かってるよ」。
【翻訳:STINGER】
Photo by Getty Images / Red Bull Content Pool