バトン、「パスカルが無事でよかった」 — 【モナコGP (日)】
マクラーレン・ホンダ【モナコGP 決勝 / コメント】
◆ジェンソン・バトン
グリッド=ピットレーン / 決勝=リタイア
「今日はガッカリな一日だったし、(ポジションを)まったく改善できなかったよ。レースは1周目からすごく難しかったし、それからパスカル(・ウェーレイン)とのアクシデントが起きた。彼のタイヤは1周目で完全にダメになってたよ。僕もスタートで(ウェーレインと)同じタイヤを履いててすぐにピットに入ったからそれが分かってた」。
「タイヤがマーブル(路面のタイヤカス)に乗るとグリップがまったくなくなるし、前のコーナーを出るときの方がトラクションが多かったよ。インサイドまでかなり距離があると思ったし、彼は僕の方を見てなかったのが見えたから引こうとしたんだけど、そのときにはもう手遅れだった」。
「現行マシンは視界確保に苦労するけど、インサイドに進んでいくタイミングに彼らが僕を見てないとは思わないからね。できることはしたし、十分にフェアな判断だったとは思うけど、上手く行かなかったよ。彼が頭をどこかにヒットさせたらどうなってたかわからないし、マシンがひっくり返るところなんて決して目の当たりにしたいものじゃないよ。ただ、一番重要なことはパスカルが無事だったことだよ。彼と話したし、ちょっとショックを受けてた。当然だよね。だけど、彼がちゃんと出てこれてよかったよ」。
「今日はちょっとフラストレーションがたまったし、レーシング・ドライバーとしてはただ後方を走って何もできないのはツラいね。やれることはやったし十分にフェアな判断だったとは思うけど、上手く行かなかったよ。今週末、大きなダメージを受けちゃってチームには申し訳なく思う。今日は何周か楽しめたけど、マシンにダメージを受けたくはなかった。僕がこうなることはあんまりないからね。昨日は素晴らしかったし、最高だった。だからすごくいい思い出になったよ」。
「(インディ500参戦の)フェルナンド(・アロンソ)には今日の午後に安全なレースをして欲しいし、僕らはみんなそれを楽しみにしてるよ」。
【翻訳:STINGER】
Photo by McLaren Honda/LAT Photographic
※リリースの内容はオリジナルと同じですが、一部構成をSTINGERで加工しています。