ハミルトン、「あれはチャンピオンがとるべき態度じゃない」 — 【アゼルバイジャンGP (日)】
メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チーム【アゼルバイジャンGP 決勝 / コメント】
◆ルイス・ハミルトン
グリッド=1番 / 決勝=5位
「あれだけ好調な週末だったのに、この結果を受け入れるのは難しいよ。今日は一生懸命に走ったし、全力を尽くしたよ。今日はヘッドレスト(が走行中に外れそうになる)の問題でチームが落胆してるのは分かってるけど、今週末の僕らの収穫は、今回見せられたような素晴らしいパフォーマンスだよ。僕らはみんなこの痛みを感じてるけど、心を落ち着かせて、この逆境を通してチームをリードするのが僕の役目だよ。僕らは協力して前に進まないとね。僕のパフォーマンスを誇らしく思うし、今週末で示せたスピードを今後にも持ち越したいね」。
「僕はセバスチャン(・フェッテル)にブレーキテスト※なんてまったくしてないよ。僕はセーフティ・カーのうしろでぺースをコントロールしてたし、ほかのリスタートと同じように、ターン15の入り口では同じペースで走ってた。そのときは僕がぺースをコントロールできるワケだし、それでうしろからぶつけられたのを感じたよ。ただ、あれは僕にとっては問題じゃないし、あそこで何が起きてたのはみんなハッキリわかってると思う。ほかのシリーズの若い後輩たちに規範を示すために、チャンピオンとして、あれは複数タイトルを獲得してるチャンピオンがとるべき態度じゃないよ」。
「ただ、タフなときほど本性が出ちゃうのは分かってるし、ここ数戦で彼らにプレッシャーをかけることができたみたいだね。個人的にはトラック上で考えを示したいし、正攻法でチャンピオンシップを勝ちたい。今週末を終えてみて、ますます僕らにはそれが可能だって確信できてるよ」。
※セーフティ・カーのうしろを走っていたハミルトンはぺースをコントロールすることができ、セーフティ・カーを追い越すわけにもいかないのでペースを落としたところにうしろを走っていたフェッテルが接触。直後にフェッテルは無線でチームに「ブレーキテストしてる!」と伝えていたが、その行為に対してペナルティを受けたのはフェッテルの方だった。
【翻訳:STINGER】
Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team
※リリースの内容はオリジナルと同じですが、一部構成をSTINGERで加工しています。