6年目の快挙!!
30回目を迎えた鈴鹿サーキットの日本GP。みなさんも、いろいろな企画で思い出に浸ったと思います。往年のF1ドライバーが、ステアリングを握って実際に鈴鹿の日本GPを走ったF1マシンで全開走行を見せてくれた『レジェンドF1』も素晴らしかったけれど、サポートレースも“事件”が起きたんだ。
“事件”が起きたのは、サポートレースのポルシェ・カップ・カー・ジャパン。ポルシェ911GT-3のワンメイクで行なわれる通称“PCCJ”最終戦。
なんと、世界一難しいといわれる難攻不落の鈴鹿サーキットで、ジェントルマン・ドライバーが、プロドライバーを向こうに回して優勝した!! タイトルを争う近藤翼と上村優太の闘いを尻目に、スタートでダッシュを決めて逃げきったのは、星野敏選手!!
近藤と上村は、このレースで上村が優勝し、近藤が3位以下ならポルシェ・ワークス・カラーの上村優太が逆転という際どlポイント争いを展開していたのだけれど、ジェントルマン・ドライバーの星野敏選手が、その二人の前で逃げきって見事な優勝を飾った。
優勝した星野選手に早速突撃取材。星野さん、謙虚に喜びを語ってくれました。
「スタートでうまく前に出られましたが、中盤、タイヤがタレてきて、デグナーでリヤが流れて一気に間隔を詰められてヒヤッとしたんですが、運良くその先のヘアピンでイエローフラッグが出て、助かりましたよ(笑)。あとは、立ち上がりだけを(スリップを使って抜かれないように)気をつけてゴールを目指しました。ジェントルマン・クラスでは勝ったことはありますが、オーバーオールで優勝できたのは初めてなんです。PCCJは6年目なんです。嬉しいですねぇ!!」
星野選手は、日本人ルマン・ウィナーの荒聖治選手たちをサポートしつつ、自らステアリングを握って、PCCJだけでなく、スーパーGTのGT300やスーパー耐久に参戦する“D’station Racing”の代表。この勝利を弾みに、さらにモーターレース活動を充実させてくれそうな予感!!
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