星野さんは、フェンシングの世界選手権を連覇していたアスリートだった!!
先週の鈴鹿のF1日本GPで行なわれたPCCJ(ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパン)で、プロを相手に優勝した星野敏選手が、1週間後に富士スピードウェイで行なわれたWEC富士6時間のGTE Amクラスのポールポジションを奪って関係者を驚かせた。実は、星野選手、世界を牛耳ったのはこれが初めてではなかった!!
1986年と1987年というから、いまから30年以上も前に、フェンシングの世界選手権で優勝した経験を持つアスリートだったのだ!!
「オリンピックには出られませんでしたが、子供のころからやっていたフェンシングで、世界選手権を二度取っています。でも今回は、まさか、という感じでした。富士は走り慣れているので、それなりに走れましたが、イタリアで行なった練習も、そして今回も、クルマに完全に慣れるまでにはなれなくて」
遠慮がちにいいながら、嬉しそうにコメントしてくれた。
「チームは、素晴しいてきぱきといろいろ進めてくれます。走行中の指示も、後方から来る速いクルマの状況なども的確に知らせてくれて安心できます。GTE Proのマシンも速いので、レースでは、当たらないように、飛び出さないように走りたいです」
もちろん、どこまでも謙虚な星野選手を応援したくなった!!
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