レース後のタイヤはどうするの?タイヤ屋さんピレリのお仕事を紹介!(シンガポールGP)
F1タイヤ供給会社であるピレリ。リリースなどでもタイヤについてのデータを発表しているけど、でもそのデータは実際にどのようにして分析されているのだろう?
フリー走行1回目終了後、パドックを歩いていると、何やら使用済みタイヤを手に処理をしている人が居る!
ん??何してるのかな??近づいてみると……
タイヤの表面を温めて削っている。
わぁ!作業が完了すると、タイヤの表面はこんなに綺麗に!
ん?タイヤの表面をよく見てみると、小さな穴がところどころに開いてる。この穴はなんだろう???
ピレリの人に聞いてみると、この穴のサイズを測って、周回数を計算するのだそう。 スリックタイヤは全面デコボコのないきれいなイメージだっただけに、新発見!
更にお隣ではホイールの内側からなにかを剥がしてる。
剥がされた金属片のようなもの。これはなに???
実はこれ、タイヤのバランサーだそう。
ピレリからチームにタイヤが支給される前に、空気圧などのバランスに応じてこのバランサーをホイールの内側に取り付けるのだとか。
アルミテープで鉛を付けるという、至ってシンプルな構造だけど、このほんの小さな鉛がF1マシンを走らせる要のひとつになっているんだね。
作業で大忙しの中、取材に応じてくれたピレリのスタッフさんと。
ちなみに彼のお仕事は、タイヤの温度、空気圧の管理と、セッション後の一連の作業を担当しているとのこと。
『つまり、レース中はずーっと忙しいんだよ!』
と忙しさを感じさせない笑顔で語ってくれました。
Photos by Ryoichi Fukaya
[スティングくん]
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