段差を隠すカバーって?[スティングくんの”そうだったのか!!”]
今年のF1マシンも、先月28日のロータスを皮切りに、続々と新車が発表されている。去年のトレンドだった段差ノーズは賛否両論だったけど、今年は段差にカバー取り付けOKになった。

こちら、フェラーリの新車、F138。去年の、階段のようなノーズの段差は、今年は無くなっている。これは、カバーを着けてあるのかな?

どんなカバーが付いてるのか?と思って観てみたけど……、あれ? もしも”カバー”が付いているなら、カバーとノーズの間につなぎ目があるはずだけど、そのようなものは、写真では確認できない。

少し上からのアングルでも、この通り。フタになっているようには見えない。

ぼくは、その「フタ」って、こういうふうなフタだと思っていたのだけど……?

では、この段差はどこへ行ったんだろう?

昨年のマシンに今年のマシンを重ねて較べてみた。段差部分にうっすら見えているのがニューマシンのノーズ。これがカバーではないとしたなら、レギュレーション違反になってしまう高さだ。

で、ぼくが思ったのは、段差ノーズに、「ノーズ型カバー」をかぶせてしまっているんじゃないかということ。

実は、段差ノーズの”本体”が中に隠れていて……

このようにして、「フタ」をかぶせているんじゃないかな?上からかぶせるだけがフタではないからね!
これはあくまで想像であるけど、つなぎ目が確認できない以上、こんな方法が考えられるね。昨年のマシンが640kg(ドライバー、燃料込み)、今年のマシンが642kg(ドライバー、燃料込み)で、2kg増えているのは、まさかこんな構造のためだったりして。っと思ったんだけど、重くなったのは、ピレリのタイヤが4本1セットで合計2kg重くなったからなんだ。もしかすると、5日(火)から始まるプレシーズン・テストで、カバーの正体がわかるかもしれないね。
↓ギャラリーでも、ノーズの形状をチェックしてみてね。
F138(2013年型)のギャラリーはこちら。
F2012(2012年型)のギャラリーはこちら。




