スティングくんのひとこと (マシンが止まっても、近づかない?)
ル・マン24時間目指して走り始めたトヨタTS030。25日から始まった二度目のテストの午後2時、長いストレートのミストラルで突然ストップした。
すぐにでもピットに戻って原因を追求したいはずなのに、メカニックが近づかない。その理由は、”300%の安全が確保できるまで、トラブルのときはクルマに触らない”という決まりをTMGが作っていたからだった。
F1で、BMWのメカニックが、KERS(カーズ=Kinetic Energy Recovery Systemの略。運動エネルギー回生装置)の開発中に感電して、ピットで放り出されるアクシデントが起きていたけれど、プリウスでハイブリッドを”お家芸”の財産にしてるトヨタで、そんなことがあっては大変。慎重には慎重を期しているんだね。
トラブルの原因? 一部の報道で”重大なトラブル”という情報もあったようだけれど、12Vの配線、つまり普通のクルマと同じ配線の、インパネの裏側が断線したものだったと発覚。初期段階にはつきもののマイナートラブル。程なくテストが再開されたよ。
[スティングくん]