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トヨタF1撤退会見全録-3/3

2より)

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--今回のF1撤退と、そしてトヨタさんのハイブリッド化で代表されるような、エコカー開発との関連はあるのでしょうか。
豊田
 あのぉ、東京モーターショーがちょうど、あのぉ、あったときにですね、え〜私どもがどういう形で東京モーターショーで、アピールさせていただいたか
と、申しますと、やはり、エコカーと、ワクワク感の両方でアピールをさしていただきました。確かに、今の地球環境を考えますと、ホントそれぇに百年に一度の自動車の転換期であることを考えますと、転換期、であることを否定もいたしませんし、私どもの最重点課題であることは間違いございません。しかしながら、モビリティの中のクルマ、の利点というのは、やはりA地点からB地点に移動するときに、そこにドライバーに、の意志があり、自由がある、というところであります。ということで、クルマからワクワク感、それを否定しては、どうしようもない、ということで、え、私どもは、その二本路線でアピールをさしていただきました。今後の、お〜クルマの作り方も、環境車とワクワク感は、やはり両方成り立たせるべきである、というふうに思っておりますので、え〜、それこそが、私どもフルラインメーカーにおける、え〜立場、役割なんじゃないのかなぁというふうにも、思っております。

--さほほど社長が仰られたTDPの育成プログラムについてお伺いいたします。小学生から、レーサーになりたいと思う夢を育てたいということですが、今回F1から撤退を発表されて、TDPの卒業生である中嶋選手や可夢偉選手に、TDPとして支援を続けていく意志があるのか、また、今後の育成プログラムについてお聞かせください。
山科
 TDPはあの、縮小しますけども、継続を、あの、します。で、したのクラスの、まぁ、小さいお子さんというのかな、あの辺を、サポートします。それから、え〜、中嶋君と小林君については、いまTMGが彼らと、ドライバー契約とかいろいろ持っていますので、その辺は、継続を、していくことになると思います。それから、お金の面については、少し考えながら、やっていきたいと思うことと、ここまで育てた二人ですので、・・・・(しばし沈黙、ハンカチで目頭を押さえて涙声で)・・・・、できれば・・・・どこかのチームに乗せたいな、と思っています。

司会 じゃ、そちらの女性の方。
--今回、ホンダに続く撤退ということは、ある面で理解できますが、去年のホンダに続いて、2012年まで継続を発表しながら今回こういうふうになったところで、日本企業は、実力や強い意志がない、というふうに世界から見られる印象を与えてしまったのではないかという懸念があります。その点、ホンダ以上に責任があると思いますが、自動車産業のリーディングカンパニーとして、モータースポーツへの責任をどのようにお考えでしょうか。
もう一点は、北米事業も大幅に見直されたとのことですが、NASCARへは、今後も参戦を継続されるのでしょうか。もしそれがイエスならば、北米だけを続
ける理由を続ける理由はなんなのか。それがマーケティングの観点であるならば、マーケティング効果の期待できるインドや中国、ロシアにおけるモータースポーツの展開をお考えでしょうか。
豊田
 あのぉ、私、モータースポーツというのは、え〜大変底辺の部分から、裾野の広い活動だと思っております。で、あの、その、やっぱり、最高位に位置するのが、仰っておられるように、え〜、エフワン、フォーミュラ・ワン、だというふうに思います。ですから、すべてのモータースポーツに、関わっている方々が、最後に目指す姿、最後に、そこで、というのがやはりフォーミュラ・ワンのサーキットなんじゃないかな、と。その中において、そのあの、そこへの登竜門、え〜それぞれの地域において、え〜いろいろその、地域における文化、みたいなものが、ある。それが、え〜、アメリカでいくとナスカー、そして、あのある南米の地区でいくとラリー、そしてその、日本でいくと、GT選手権、とかですね、それぞれの地域において根付いているモータースポーツ、そういうのがあるというふうに理解しています。で、わたしども今回、そのモータースポーツの中の最高峰のF1の撤退を、宣言させていただいておりますが、その、各地域におけるところまでは、今後も、継続をしていくということで、ご理解賜りたいと思います。そこをなぜF1をやめてやるのか、ということでございますが、より地域に根ざした形でのことを、すべてにえ〜ゆとりがあれば、え〜すべて、やらせていただきますが、今は、すべてやることがあの、不可能と、この1年で判断いたしましたので、え〜、相当頑張りました。え〜そして1年前に、継続するというふうに当社として申し上げましたのも、あれも、本当に、継続するつもりで、もうしあげていたことと思います。ですから、そういう意味で、ホント1年間、努力をしてきたんですが、え〜この先、考えますと、今回、こういう決断に、せざるをえなかったと、いうことでございます。

--トヨタ自動車は、モータースポーツ以外に、野球とかバスケットボールなどのさまざまな部活動をされていますが、今回の撤退が及ぼす影響についてお聞かせください。
豊田
 現時点で、会社はこういう状況なんですが、運動部、非常に頑張ってもらっております。野球も都市対抗では準優勝をプレゼントしてくれましたし、かつ現在、野球選手権において動いておりますし、今週末には女子ソフトボールが、あのぉ日本一を目指して、え〜戦う予定でございます。え〜フィギアのあれでは、え〜戸塚選手と、安藤美姫選手も活躍しておりますので、え〜、彼等、彼女等、が活躍する場、というのは、今後も応援をしていきたい、というふうに思っております。

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司会 はい、それではあの、まだご質問があろうかと思いますけども、予定時間も参っておりますので、この辺りで終了とさしていただきたいと思います。え〜、本日は、お忙しい中、また遅い時間、ありがとうございました。これで終了とさせていただきます。

(まとめ・STINGER/山口正己)

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