【2019】 バーレーンGP
バーレーン・インターナショナル・サーキット
◆バーレーン・インターナショナル・サーキットは地元で通称BICと呼ばれ、2004年にヘルマン・ティルケの設計で誕生した。2006年にはF1GP開幕戦の舞台になった。
◆中国と同じく2004年からスタートしたが、今年で11回目を迎える中国に対し、バーレーンは2011年の国内情勢の悪化により開催を断念したため、今年で10回目の開催となる。
◆砂漠の中のサーキットとして、砂嵐と、それが舞い降りてグリップの安定しない路面と、エンジンが吸い込む砂塵への対策が、他にはない作業をチームに強いるサーキットである。ちなみに、2004年の初開催の時、ホンダは、エアクリーナーの素材をあらゆる角度から徹底的に調査して最適なものを採用したが、それは、最も安価で簡単に装着可能な、市販シビック用のものだった。
◆温暖な気候により、プレシーズン・テストの会場としてもおなじみ。2014年もプレシーズン・テストで2度使用された。
◆航空会社のガルフ・エアが冠スポンサーを務める関係で、決勝日にはガルフ・エアのジャンボ機が超低空飛行のデモンストレーションを行なう。また、F1歓迎している証として、空港の税関には、F1関係者専用のゲートが用意されている。
◆バーレーンの政変が影響し、2011年はGPの開催がキャンセル (開催未定)になったが、2012年はカレンダーに復活、無事に開催された。
◆これまで、レースは昼間におこなわれていたが、2014年に初めてナイトレースとして開催される。昨年の11月にはWEC(世界耐久選手権)がF1に先駆けてナイトレースを行った。小林可夢偉は昨年、WECに参戦していたため、現役F1ドライバーで唯一バーレーンのナイトレースを経験したドライバー。ほかのドライバーよりも少しだけ有利?