【山口正己の提言】コロナ騒動とマスコミ その7

呑まなければやっ寺れない世の中!?
(その6からつづく)
マスコミ報道の不思議
テレビの報道が理解できない方向に進んでいる。いや、前からだよ、という意見もあるが、新型コロナを扱う報道は、どうかしているとしか言いようがない。
感染者の数が下がった、という情報につづいて、アナウンサーが、「このあとも、みなさんのご協力をお願いいたします」とコメントを続けた。これはいったい誰に向かって、どのポジションから言っているのだろうか。もっとストレートにいえば、そのアナウンサーや番組を創っている局は、何様と思っているのだろう、ということだ。悪いが、アンタらに言われる筋合いはない。
政府が、これを言うなら理解できるが、ここでテレビの立場で言うとすれば、「感染拡大を防ぐためには、我々全員の協力が必須です。協力し合って、新型コロナの拡散を防ぐ努力をしていきましょう」であって、「ご協力をよろしくお願いします」というのは明らかなお門違いだ。テレビという媒体の関係者の感覚がズレてしまっている結果なのだろうか。
テレビのワイドショーに出るにわか専門家や、素人なのに分かったようなコメントを平然として退けるバカ丸出しのタレントなどの意見にどんな意味があるのかわからない。
流すニュースが、「江ノ島の人出が例年に比べて大きく減少している」とガラガラの砂浜を映し出す。これを観た視聴者が、「かぁさん、江ノ島が空いてるみたいだから行ってみようか」、「そうね」と出かけて、江ノ島に三密が出来上がる。なんとめでたい世の中なのだろう。
一番最初に閉店すべきパチンコ店がズルズルと営業するかと思えば、コロナ騒動が始まった後に、モリカケ問題を質問したノータリンの国会議員がいてたまげた。いまは、コロナ相手に闘うときであって、横向いて罵り合うと時ではないことがわからない様な輩に、誰が投票したのだろうか。
コロナに試されている気がしてきた。自分含めて、総てを深く反省せよ、というのが、実はコロナの本当の狙い!?
(その8につづく)
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