F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

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	F1で巡りあった世界の空。山口正己ブログ

ご立派な会社

◆11月22日はトヨタ・モータースポーツ・フェスティバル。開会式の富士スピードウェイであいさつに立った豊田章男社長は、何度も何度もF1を撤退のことを謝ったが、あいさつの後、早々に富士を後にした。渋滞がそんなにおいや? いやいや、経営陣が帰れば経済紙の記者は用事がなくなる。かくて、モータースポーツ専門誌だけが残った会場で、中嶋一貴と小林可夢偉の会見は行なわれた(らしい)。

◆らしいって、オマエ、ちゃんと会見に出席しなかったのか、と叱られそうだが、今、二人に何を聞けっての? 「トヨタのF1撤退は残念です。自分のシートは、現在いろいろ当たっていますが、現段階でお話できることはありません」。これ以上でも以下でもないだろう。そんな会見に出て帰りの渋滞に巻き込まれるのはゴメンである。

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   二人とも実に健気。

◆それより、野次馬を含めてつめかけたファンにセッセとサインする二人を見て泣けたのはオレだけだろうか。もちろん、二人はもう子供じゃないのだから、自分のことは自分でやるべき。だが、私の目の前で、山科代表(元ですね)が、「二人のことは進めてる?」と右手の指を二本立てて聞かれた有松氏の態度がなんとなくぎこちなかったのは気のせい? 二人というのは一貴と可夢偉だ。

◆「有松という者がおりまして、彼が二人のため動いております」、と11月5日の会見の後の囲みで山科代表は仰った。だが、その後、動いているというその本人に、そのこと(動いてもらうけれど金はない、など)をきちんと伝えたのがろうか。もしかして、今日、目撃した”二本指”の瞬間が初めてだったりして。いやまさか。山科さんは、”元”だからきっと責任ないんだろうなぁ。

◆しかし、その様子を目撃してハタと理解ができた。常識で考えると、公式の場で名前を挙げたなら、自己責任で本人に伝えるか、百歩下がっても、部下に報告しておくように申し渡して後で確認するかだが、トヨタにはどうやらそういうしきたりがないらしい。つまり、偉い人が言ったのだから、下々の者は、それを伝えて当然=私の責任じゃない、ということだ。

◆今朝、出掛けに友人からこんなメールが来ていたことを思い出した。
・・・
強いものには懐柔で、弱いものには恫喝で迫り、一生懸命働く部下にはバッくれで惚けるのがこの会社の筋書きだったんですね。この会社のクルマ買って、問題が発覚すると、やはりバックれで自然沈下を待つのでしょうか? そういえば昔々お隣の国の航空会社がフライト・キャンセルになった時、空港カウンターに文句を言いに来る客が押し寄せるなか、職員が一人減りまた一人。。。気がつくと、そこには誰もいなくなっちゃった!なんて、事がありましたが。。この会社もやはりそちら系?でしょうか? 
本国ではこんな比較が行われているそうです。

まあ、F1なんて不似合いの場所で比較されるよりも、この方がよほど現実的?
しかし、まさかドイツ人スタッフの帰国便もキャンセルされていて「自費で帰れ」なんてことは? なんか、ありそうで怖い???

・・・

“ありがとう”と言われてもなぁ。

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