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【STINGERエコラン組】参戦報告–儚くも楽しかった冬の富士スピードウェイ

参加のみなさま、お疲れさま&ありがとうございました!

“優れた燃費性能と小回りの良さ、広い快適空間と先進安全装備を備えた日産を代表する実用的なコンパクトカー”。ノートXで検索したら、ネットにそう書かれていた。まぁ、間違いではないけれど、残念ながら具体性が若干足らない。つまり、ノートXを的確に現していると言うのはやや憚れる表現と思った。

これを、ノートXではなく、同じクラスのヤリスやマツダ2、フィットやスウィフトに当てはめてもそのまま使えてしまうじゃないか。

突然、なんでそんなことを言い出したのかというと、1月27日に、今や富士スピードウェイの恒例行事となり、【STINGER】としても参戦6回目を迎えた重要な年中行事の位置づけになっている『TMSC6時間耐久エコノミーラン』(以下TMSCエコラン)は、今年も快晴に恵まれたこともあって、充実のイベントとなった。その報告をお届けしたかったからだ。ノートはもっといい感じのクルマだった。

まず、デザイン。これは好みもあるので参考までに、ということになるが、ルノーとジョイントしてから格段にかっこよくなった日産車の中でも、ノートXは個体としてワンランク上を感じさせるレベルにあると思う。同感でしょ?

TMSCエコランに参加した我がチームのエントリー名は、その名も【STINGERエコラン組】。総監督の辰己英治さんは、古くは、全日本シリーズのダートトライアルに参戦する運転の達人であり、スバル・レガシーの開発ドライバーの柱としてレガシーのドライビングの味付けを担当する一方、ニュルブルクリンク24時間レースに参戦したスバル・チームの監督としてお馴染み。監督としてこれ以上ない経歴の持ち主だ。つまり、クルマも体制も磐石だ。

参加ドライバーは【STINGER】の読者8人。それぞれがこの日初対面の文字通りの急造チームだったが、快晴に恵まれたこともあって、逆にそれが各々の責任感を高める結果となり、ノートX の癖のなさも手伝って、全員から“楽しかった”とコメントをいただける1日となった。

TMSCエコランへの参加は、今回で6回目になるが、これまで同様今回も、“勝負の前に、“レーシングコースを安全に体験する”という参加テーマを遵守し、F1も開催した富士スピードウェイで楽しい体験を!という安心安全ムードでの1日になった。

大会規定で、“各周回1周3分10秒を基準とし、3分10秒を越えた分だけペナルティが加えられるけれど、“3分10秒以下で走ると周回数にカウントされない”という規則から、【STINGERエコラン組】は1周3分15秒と余裕をもったラップタイム設定設定とし、今回も安全第一でゴールを目指した。

ちなみに、参加車両となったノートXを実力どおり走らせれば、3分を切って周回できるはずであることから、このエコランがいかに安全を重視した“我慢のレース”かをお分かりいただけるだろう。

そもそも勝負は、速さではなく燃料消費量。6時間レースのスタート前に満タン給油し、ゴール後に再度満タン給油を行なってその差を算出、燃費のよさを競う。つまり、元々は速く走ることが命題のはずの富士スピードウェイを、ゆっくり走って正確さを競うわけだ。

ちなみに、ノートXは、八王子から圏央道で厚木を経由して御殿場で降り、富士スピードウェイまでをアクセル一定で走った結果、平均燃費は30km/ℓを記録。ノートXの燃費を証明できたが、以前、黒沢元治さんから伝授いただいた『アクセル一定運転』もかなり効いているはずだ。

黒沢ガンさんの燃費走法のキモは、「アクセルを戻してしまうと、その分加速が必要になり、そこで加速ポンプが作動して燃費が下がる。つまり、加速をできる限りしない、ということだ」というのがその教えなのだが、実はこれが中々難しい。Rがきついコーナーでアクセク一定を守るためには、それなりのスピードでコーナーにアプローチしなければならないからだ。

さらに、富士スピードウェイのコース後半の最終区間はほぼ登りだけの区間になる。結果として、ここをいかに省燃費で走るかが大きなカギとなってくる。

さて、参加者は、総監督をお願いした辰己さん以下、【STINGERエコラン組】でエコランの参戦経験をお持ちの樋口慶三さん/岩崎純也さん/加藤瑞人さん、【STINGER】のカート大会に参加経験者の江草潤一さんと秋山ゆう子さん、【STINGER】のイベント初参加の三上陽三ゲオルグさん、野村耕嗣さん、前原秋水さんの計9名。半数の方がサーキット走行が初めてだったが、アクシデントもなく、午前6時15分にパドック集合、辰己総監督の運転で9時にスタートし、その後、参加ドライバーがそれぞれ11周を目処にステアリングをリレーして、順調に合計96周を走行し、15時のチェッカードフラッグを無事に受けることができた。

若干残念だったのは、96周という周回数。過去の参戦の最多周回数は99周だったことから、“100周”としていた目標に達しなかったことだった。次回の目標を改めて『100周』にすることをここに宣言しておきたい。

毎回のことだが、勝負をかけた上位チームは、規定ラップタイムの3分10秒ギリギリで走り、中には1秒以内の遅れで周回を重ねる猛者もいたが、そんな中で、のんびりゆったりの【STINGERエコラン組】だったにもかかわらず、最後の数周はガス欠ギリギリのさらなる極限燃費を強いられ、ルマン24時間もかくや(?)という心臓ドキドキの状態でゴール! ゴール後のメーターの走行可能距離がたったの4km(会場の富士スピードウェイを1周できない)という際どい結果。給油せよの警告赤ランプは、とっくに点灯しているドラマチックな展開となったのだった。

改めて、最後の数周、肝を冷やしつつの走行だったアンカーの某航空会社パイロットの前原さんには改めてお疲れさまをお伝えします。

それでも、ゴール後の参加者の感想は、全員から「楽しめました!」と笑顔のコメントをいただいた。この笑顔のためにも、来年も挑戦を続けたいと思ったのは当然の帰結だった。

▲当日のタイムスケジュール。

成績度外視のお気楽チームだけれど、一応結果をお届けしておく。まったりしながらクラス4位は上出来。ということで、来年に向けて、今回参加された方も、“次は!”と言う気分になられた方も、次回の案内をお待ちいただけますように!

ちなみに、「次はもう少し勝負をかけてみたい」という声もいただいている。

ということで、次回は、エコラン徹底の『エンジョイ・チーム』と、勝負をかけた『チャレンジ・チーム』の2チーム体制で参戦したいと考え中。そこに向けて、ご意見/ご要望を、
こちら↓までお願いいたします。
mys@f1-stinger.com / 090-3208-2248

[STINGER]山口正己
Photo by STINGER
協力: Youzou Georg Mikami

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