トロロッソ・ホンダに有利な3連戦!?
◆フランスGPのスタート直後にエスティバン・オコンのフォースインディアと接触して、たった3コーナーでレースを終えたピエール・ガスリーは、あきらめきれない心中をツイッターでつぶやき続けている。しかし、“人間すべて塞翁が馬”という諺を届けてあげたい。物事、悪いことはいいことの予兆かもしれない。
◆F1GPは、1950年に近代F1としての歴史を刻み始めて以来、初めての3連戦を迎えている。フランス、オーストリア、イギリスの3連戦、トロロッソ・ホンダにとって有利な状況がある。
◆10チームのF1コンストラクターのうち、7チームがイギリスに本拠を置いている。この7チームは、3戦のうち2戦が、ドーバー海峡を挟む“遠隔地”になる。しかし、トロロッソのベース基地は、陸続きのイタリアだ。短いインターバルの間に、ドーバー海峡を行ったり来たりしなくて済む。
◆考えてみれば、ヨーロッパ・ラウンドはイギリスGP以外総てこのパターンになるが連戦はその差が大きくなりそう。それは同じくイタリアに居を構えるフェラーリと、スイスがベースのザウバーにも言える。この御利益、どこまで利くのか。週末のオーストリアGPに注目だ!!
photo by Honda