F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

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	F1で巡りあった世界の空。山口正己ブログ

世界で一番美味いもの!?

生ハムの最高峰、ハモン・セラーノ。艶々の油は、脂っこさがまるでなく、白ワインにピッタリ。

◆F1のおかげで世界各国を訪れた。ざっと30か国くらいになるけれど、どこに行っても気になるのは食事だ。

◆もともと食いしん坊だから、ただでさえ食い気モリモリ。まして海外なら、暗くないホテルとおいしい食事は重要なテーマになる。

◆一般的にヨーロッパの食事の話になると、イタリアとフランスがおいしいといわれる。反対に、イギリスNGと多くの人が思っている。もちろん、私もその一人だった。しかし実は、まず朝飯がうまい。昼のフィッシュ&チップスもいい。そして、夕食は、中華、イタリアン、インディアンが抜群。世界中で一番の安定ぶりだ。特に中華は、ロンドンはもちろん、シルバーストンのような田舎町でも、インディカー見物に行ったもっと北のグラスゴーやエジンバラも非常にレベルが高かった。

◆ところが、F1の取材で行くイギリスには大きな欠点がある。多くのレストランが、よくて9時、下手をすると8時に閉店してしまうのだ。仕事が終わってからでは間に合わない。モーターウェイの冷たくてちっとも美味くないサンドウィッチしかない。それが理由で、残念ながらイギリスは世界一になれない。最高なのは、スペイン。別天地だ。

◆シエスタという長~い昼休みがあるから、その分夕食が遅くなる。レストランが始まるのは早くて夜8時。イギリスのレストランが閉まる時間だ。夜中の2時頃まで開いているので、メディアセンターで仕事を終えてからでも十分。F1取材にピッタリだ。

◆到着したらビールと、ニンニクを塗ったパンに刻みトマトを載せたパンコントーマテを前菜として楽しみながら、ハモン・セラーノ、イベリコ豚の生ハムのお出ましを待つ。

◆ビールは一杯だけにして、白ワイン。魚が白で肉が赤と思っていたけれど、生ハムは白ワインだった。そこからして、生ハムは聞いたことがあったけれど、ハモンイベリコは、生ハムは生ハムでも、別の世界の存在だった。

◆ちなみに、生ハムまでが前菜で、メインは別に頼む。スペインでおすすめはラムチョップ。パエリアとともに、スペインの名物だった。さらにちなみに、パエリアといえば魚介が日本の常識だけれど、スペインでは、鶏肉という新発見もあった。スペインの食は、なかなか深いのだった。

photo by [STINGER]

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