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入賞が6位までだったら?!–F1のポイント制を考える

アロンソを逆転する。

◆2018F1GPも、イタリアGPで第14戦を終了し、残るは7戦、ちょうど2/3が終わった。この段階で、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が256ポイントで、2位のセバスチャン・フェッテル(フェラーリ)に30ポイントの差をつけてシリーズをリードしている。

◆ところで、現在のF1GPの入賞は10位までだが、2001年までは6位までが入賞だった。2003年に8位まで、2010年から10位までになった。6位まででは、入賞できるチームが限られるが、10位までに広げれば、リリースに“入賞”と書くことができる。要は、自動車メーカーが参加したことで、そのメーカーをつなぎ止める目的で、ポイントが大安売りされるようになった。

◆ということで、暇に任せて試しに、今年のポイントを6位までの9、6、4、3、2、1ポイントとして計算してみると、上位の方のオーダーに変化はないが、下位グループで面白い結果が出た。

◆注目は、現在11番手から13番手のアロンソ、サインツ、そしてのガスリー。アロンソ(44ポイント)とサインツ(34ポイント)は、僅か2ポイントしか取れていないことになり、バーレーンでの4位が効いてガスリー(8ポイント)が4ポイントになって2人を追い越すことになる。

◆もともとF1は弱肉強食の世界。自動車メーカーを甘やかすことない上位6台までの入賞に切り換えてほしいと思うのは、ちょっと乱暴かもしれないけれど、上位ほど偉い、という考え方は、F1のクォリティを高めるために、悪くないかも?

◆10位までと6位まで(左:現在の10位まで/右:古き良き時代の6位まで)
1. ハミルトン 256→85
2. フェッテル 226→72
3. ライコネン 164→46
4. ボッタス 159→44
5. フェルスタッペン 130→35
6. リカルド 118→34
7. フルケンベルグ 52→5
8. マグヌッセン 49→6
9. ペレス 46→6
10. オコン 45→6
11. アロンソ 44→2 ▼
12. サインツ 34→2 ▼
13. ガスリー 8→4 △

photo by TORO ROSSO

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