F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

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	F1で巡りあった世界の空。山口正己ブログ

長い1日・・・偶然は続く

◆成田を飛び立ってから、いったい何日過ぎたのか分からなくなった。成田で、評論家と呼ぶには若すぎるA君に会ってびっくり。そりゃ彼らも頻繁に海外に行っているのは知っているが、先週のドイツの往復(往きも帰りも・・・だぜ!!)に続いて今回も出会うって、今日までの偶然の連発にさらに拍車がかかった、ってことだ。

◆業界仲間のK村さんの”ニュルブルクリング偶然物語”を伝えると、A君は、「ではお気をつけて」、と笑顔で一言。そう言われて気がついた。”偶然”はめったにないことが起きる、というとこで、場合によっちゃ、喜べない事態も含まれるってことじゃないのか? つまり、めったにない起きない飛行機事故・・・みたいな。

◆早速女房にメールで、「偶然を消化してしまった方がいいので宝くじを買うように」と伝えた。が、女はスケールがでいかというか、”あら、そうなの、気をつけて偶然がいい方に起きるように頑張って”と返信が来た。偶然は、自分じゃ起こせないのだよ(笑)←笑ってる場合じゃないか。

◆怖かったが、飛行機は落ちずに無事にウィーンに到着した。が、ちゃんと”罠”が待っていた。ブダペスト行きのフライトをチェックインして出発ゲートからバスに乗るもバス、動かず。しばらくして、とっても親切なオーストラリアン・エアの職員が、丁寧な口調で、「ブダペスト行きのお客様にお伝えいたします。ご搭乗機はトラブルにより、欠航でございますのでロビーでお待ちください」。丁寧さが却ってガックリ感を加速した。

◆案内されたカウンターで聞けば、「次のフライトは満席ゆえ、バスでブダペストまでお届けします」だと。飛行機で行くところをバスかい!? その昔、インディ500の帰りに、竜巻でトラックが空を飛んだとかで飛行機が飛べず、バスでダラスまで行ったことがあったが、オーストリアからハンガリーって、別の国でっせ!!

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バスで隣の国。

◆確認したら240kmとのことなので、一端は電車も考えたが、1時間後に出発して2時間半でブダペストに到着するというバスでトコトコいくことにした。もしかするといい景色がみられかもしれないし、まぁこれも”千載一遇”のチャンスかも、と思おう。お蔭で、バスで配られた”ランチ”のリンゴがとっても甘くて美味かった。

◆結果から言うと、バスはライン川を西からブダペストに入ることになった。乗客の懇願が聞き入れられ、本来なら街を通りすぎて空港に行くところを、町中でワンストップすることになった。見覚えのある鎖橋を渡ったところで下車。降り際に、バスの斜め後ろに座っていた金髪の青年に、「F1に行くんですか? ボクもです。フォーミュラBMWを走ってます」と声をかけられた。「ティミ・ハンセン君、私は日本の”偶然男”だ。F1で待っているので、グッドラック」(8割り創作)と伝えて分かれた。5年後が楽しみだ。

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今からファンになっておこう!!

◆ティミ、という名前も良いなぁとか思いつつ、荷物をゴロゴロして、両替場のお兄さんに聞いた感覚からして”多分こっち”と思われる方向にトコトコ歩き、ちょっとトラムに乗ってみたが心配になって一駅で降りて再びトコトコ。何とかタクシーをつかまえてホテルに無事到着した。夜9時30分。ヨーロッパの昼が長くてよかったのであった。

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持って来なくてよかった(笑)。

◆ホテルとは名ばかりの実はアパートメント。臭いといやなのでファブリーズを持参したが不要だった。なかなかいい部屋(←私レベルでm(__)m)なので安心してぐっすり。

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