なんとバカバカしくも楽しい1日
◆12月25日は、恒例の縁の下の力もちレンタルカート耐久レースにお呼ばれ。前日に東名高速をトコトコ移動して、蒲郡駅近くでフグをいただいて、大変親切な船宿に宿泊。
◆このカート大会は、そんじょそこらのカート大会とは違う。こんなレースがあちこちで開催された日にゃ、神経が疑われるのである。
◆まず、4時間耐久である。長い。参加資格は、”今年度、レースに貢献した人”である。会場になる幸田サーキット桐山のオフィシャルや関係者はもちろん、幸田サーキット桐山を運営する山本石産副社長の山本克典さんは、鈴鹿サーキットの場内放送でお馴染み。その昔、鈴鹿サーキットモトクロス場で行なわれたオールスターダートトライアルの場内放送のひょうきんぶりが世界各国に知れ渡り、バーニー・エクレストン御大が、日本GPの場内放送は、おまかせかっちゃんにせよ、と鈴鹿に命じた、という話しはまったくないが、その後鈴鹿の要請でレーシングコースの場内放送もこなすようになり、そしてかっちゃんの弟子だったピエール北川が、師匠を踏み台にして(ないけど)、日本一のレースアナウンサーになった、という物語の主である。したがって、鈴鹿のオフィシャルや放送室のスタッフなど、文字通り縁の下な方々が集結する。
◆8年前にカートコースを作ったよ、というので幸田サーキット桐山に行って仰天した。デカイ! 今では、4輪のレースも小規模ながら行ない、県内の某自動車のエンジニア連中が、社長の”クルマで楽しく遊ぶべし”を受けて、連日、実験や研究という名目で、ワイワイとクルマを楽しむ場として重宝されるようになった。
◆ともあれ、レースである。使うカートは、通称”レンタルカート”。誰が名付けたか、ウマイことをいいやがる。名前のイメージとして、若干ユルくて親しみやすいムードがある。しかし、遊園地のゴーカートとは一線を画し、タイヤ同士の接触によるアクシデントを防ぐために、カウルも着いていて人しそうに見えながら、幸田サーキット桐山の長いストレートなら最高速は80km/hを越える。
◆たったの80km/hか、と思うかもしれいが、ほとんど地面に座っている目の高さでの80km/hは、5割増しのスピード感だ。高速コーナーでは、ヘルメット付きの頭の重量がグキグキと首を責めるのである。
◆レンタルカートは、ひたすら真面目にレースをしても面白いが、このレースは特別。バカバカしい規則がテンコ盛りである。
1)参加者は自己責任を全うする。ぶつかって痛いのは自分持ち。
2)ピットロードは30km/hのスピード制限があり、厳しくスピードガンでチェックする。違反すると、かき氷を食う刑!
3)レンタルカートは満タンで2時間少々を走れるが、レースは4時間。一度は給油しなければならないのだが、給油でピットインしたら、熱々の豚汁を1杯完食するまで、給油されない。
4)最大のテーマは、1日を楽しむこと! こんなお誘いをするもんだから、サンタクロースも走ったりする。
◆[STINGER]も1チームいただいて参戦したが、成績は、確か去年と同じ11位であった(笑)。
コクピットかららの眺め。ん? 前にいるのは!
中嶋大祐じゃないか! 奴は、F3の三浦和樹と野尻智紀、FCJの元嶋佑弥を誘ってチームを組んだ。ズルイ!
しかし、助っ人要請すれば、どのチームにも乗ってくれるという代サービスは偉い!
豚汁100人前を5時間かけて作った山本かっちゃん。しかし、ただの美味しくて身体を暖めるだけの豚汁ではない。
燃料補給の際には、まず熱々を一杯平らげないと給油してくれないのであった。さらに、右では参加者でもあるピエール北川アナの実況付き!
スピードガンで厳しくチェック!
違反すると、かき氷の刑!
サンタも走ります。
◆ちなみに、ライバルには[STINGER-VILLAGE]の住人もいたのである(笑)。こちらも、どうぞ。