F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

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	F1で巡りあった世界の空。山口正己ブログ

本日ではないけれど—の2

結局、ドタバタしているのでネタがある。これって喜んでいいことなのだろうか。

08年5月27日
◆ニース駅前の木賃宿を出発してロンドンのスタンステッド空港へ。ニース-ロンドン-経由。と書けば簡単だが、モナコ・グランリ以上の冒険旅行であった。ストレスたまりまくりで、これじゃ身体にいいわきゃないさ、と植木等状態だ。
◆ニースからロンドンのチケットは、月曜日がバカ高なので、火曜日移動にしのだが、到着するロンドンの北西のスタンステッド空港とヒースロー空港は、ちょ
うど成田から羽田に行くイメージ。そこを電車-タクシー電車とつなぐと、計算上は1時間半で行けるが、それは待ち時間ゼロの計算。オレの都合で電車は動か
ず、スムーズにいって2時間はかかる。
◆スタンステッド空港着が11時55分でヒースロー空港発が15時45分。かなりタイトで怖さが一杯。ランディングして荷物なんか受け取ってる猶予はない
ので、不要な洗濯物をホテルで捨ててもらって機内持ち込み手荷物1コに無理やりまとめてGO! しかし、世の中なかなか甘くない。飛行機が遅れた(笑)。
笑ってる場合じゃないか。
◆だが、おかげで間に合った。チェックイン・カウンター無茶混みで、遅れなかったら乗れない状態。捨てる神と拾う神。1時間遅れた飛行機は、追い風で15
分遅れの12時10分過ぎにランディング。13時発に乗れれば何とかと思っていたスタンステッド・エキスプレスに12時45分に乗れた。チケットを買って
おくというオレらしくない周到さの勝利だ。しかし、次にオレらしい事態に気がついた。
◆スタンステッド・エキスプレスの終点ロンドンのリバプールからパディントンまでのタクシー代。所持金が11ポンしかないじゃん(笑)。再び笑ってる場合
かよ。駅で両替か、カードでキャッシングすればいいか、とタカをくくっていたら、ガクン、と電車が突然停まった。ちょっとドキドキしたが、数分で再起動。
ビックリさせないでロンドンの電車さん。
◆”タイトコネクションなのでナルハヤで”という日本のおっさん(オレです)に同情したタクシー運転手、がってんでぃ(って江戸っ子かい)ってまるでレー
シングカートよろしく小回りの利くロンドン・タクシーを飛ばす飛ばす。渋滞を抜け裏道を縫ってパディトン駅へ。結局地下鉄で移動しても同じくらいの時間が
かかったが、テムーズ川沿いのデカイ観覧車や、由緒ある建物やどでかい公園も眺められたので、20ポンドなら安い。
◆かくて、ヒースロー・エクスプレスでパディントン駅から15分でターミナル5に到着したのは2時30分。ヒヤヒヤドキドキのレーシングな冒険旅行は成功
に終わった。パスポート・コントロールを通過して一息ついてふと思った。リスクを背負ってチャレンジすると、達成感も一入。なんだかウキウキする。そう
か、モナコを「50回くらヒヤッと」しながら完走した中嶋一貴のレース後の達成感は、こんな感じだったんだろうな。いや、レベルは違うが、あくまで気分的
にね。
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◆それにしても、5月14日木曜日に日本を出て2週間、実にいろんなことが起きた。相当濃密な2週間だった。ニッサンの試乗会に誘われてポルトガルのエス
トリルでGT-Rに乗り、そこからロンドンに移動して生沢徹さんのオフィスと自宅を拝見。ロンドンでは中華を食って月曜日にニースに移ってモナコGP備
え、水曜日にコースサイドの”ジモティ行きつけのイタリアン”でランチをご馳走になった。あの生沢徹とランチだぜ。何たる幸せ。
◆と鼻の下を伸ばしていたら、世の中のバランス取りはちゃんと用意されていた。23日木曜日にカーオブザイヤー落選の知らせ。ギャフンだが、事前のごあい
さつもできないようでは資格なしの当然の帰結か。20年のお付き合いだったので一抹の寂しさあるが、お世話になった方々に、お礼をしなくては。こんな場所
からですが、ありがとうございました。
◆もうひとつ、モナコのハーバーで再会した方から、いいサイトを作ってくれたらスポンサーをさせて欲しいとありがたい提案。モナコは幸せが埋まっている!?←”バランスが取れる”もいいけど、取らぬタヌキの皮算用という言葉を知ってんの?(笑)。

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