いまさらながら笑顔は大切というお話

偉業をなし遂げたのは右の鋭い本田さん。でも、その原動力は左!?
◆証明証写真など、できる限り笑顔にしている。みんな笑顔が好きだという当たり前のことに気付いてから、免許証でもパスポートでも、とにかく笑う。
◆電車の中で乳飲み子を見かけたら、いつも試している。彼や彼女と目が合ったら、思い切って笑顔を作って見つめる。すると、彼も彼女も釣られてにっこりする。みんな笑顔が好きなのだ。
◆すっかり勘違いだったことに気付かせてくれたのは家族だった。もう20年以上前のことだ。何かの証明写真を選ぶ段階で、5種類ほどの写真の中から、どれがいいか女房と3人の息子に選んでもらった。驚いた。彼ら4人全員が、自分が気に入っていた写真ではないものを選んだからだ。
◆自分が気に入っていたのは、かっこつけてニヒルなやつだったのだけれど、家族全員が選んだのは笑っている写真だった。その瞬間から、証明写真はすべて笑うことにした。
◆ただし、日本の場合、笑うと叱られる。府中の試験場で免許の更新の写真撮影で笑顔を作ってシャッタの瞬間を待っていたら、“笑わないでください”と言われてちょっとムッとした。その瞬間にシャッターを切られて中途半端な顔になった。
◆笑顔の国際免許の写真を提出したら、担当が“笑っているのはまずいな”と仰るので、法律で決まっているのですか? と質問した。周囲も含めて白い目が痛かった。
◆笑顔には効能もあるらしい。小頬骨筋(しょうきょうこつきんと読むらしい)、目の下、頬を持ち上げる筋肉を引き上げると笑顔ができるが、その筋肉を使うと、ドーパミンだかエンドルフィンだか、とにかく気分が快活になる何かが分泌されるのだそうだ。
◆タクシーの中で気持ち悪くなってヤバかったとき、そのことを思い出し、思い切って小頬骨筋を持ち上げていたら、タクシーの座席を汚すことなく家に帰ることができた。
◆笑って誤魔化す、というけれど、それも含めて、笑顔を再認識したい方は、こちらをどうぞ。もちろん、暇な方限定(^^ゞ 。
photo by HONDA