ルマンの耐久モードからF1のグランプリ・モードへ
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モードがF1とは違うことは、F1会場とは別の温和な表情にも現れていた。
◆ルマン24時間に初挑戦して見事に優勝を射止めたフェルナンド・アロンソは、重労働月間真っ只中だ。6月10日のカナダGPを皮切りに、F1と耐久の“モード”を切り換えつつ、ルマン24時間-フランスGP-オーストリアGP-イギリスGPと5週間ぶっ続けの世界選手権レースへのチャレンジを進めている。
◆ルマンの会場はご存じのとおりフランス南部のサルト県、今週末のフランスGPはマルセイユとニースの間のラ・キャステレという海沿いの片田舎。同じフランスで、直線距離にして700kmほどの“ご近所”なので、時差と移動の問題はないけれど、それにしても楽な作業ではなさそうだ。
◆その状況で、ルマンの耐久モードからグランプリ・モードに切り換えて、2009年以来のフランスGP、ポールリカール・サーキットに限れば1990年以来28年振りのフランスGPを、アロンソは今まで通りの成績で走るはず。我々もモードをルマンからF1に切り換えて、アロンソを改めて見直す3連戦に注目したい。
[STINGER]山口正己