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	F1で巡りあった世界の空。山口正己ブログ

ハミルトン、お咎めなし?!

◆なんとも複雑なドイツGPだった。ルイス・ハミルトンがドイツGPで大逆転の優勝を飾った。14番グリッドからの優勝はしかし、後味の悪さを残した。

◆終盤、フェッテル+フェラーリのクラッシュで出動したセフティカーの間に、ルイス・ハミルトンはピットからの突然の指示でピットロードに入ったが、直後に再びピットから“ステイ、ステイ!!”の無線が飛び、ハミルトンは慌ててコースに戻った。しかし、すでに完全にピットロードに入っていて、コースとピットロードを分けるパイロンを過ぎたところから、境界線をまたぐ形でコースに戻ったのだ。

◆そもそも、ピットインの指示が出たのがすでにピットの入り口の点線が終わってホワイトラインになってからであり、そこでホワイトラインを跨いでいた。ピット出口ならば、ホワイトランを踏むことは安全上の視点から厳禁だが、ピットインの場合は、大きな問題ではない。しかし、一端、完全にコースから分岐したピットロードに完全に入った後に、境界線を跨いでコースに戻ったのは、どう考えても違反だ。

◆ピットからの指示でハミルトンの責任ではないのではないか、という声もある。

◆セフティカー中のルイス・ハミルトンにピットから“ボックス、ボックス!!”(ピットインせよ)の指示が出たのは、セフティカーの後ろを走っていたハミルトンがまさにピット入口を通りすぎようとしていたところだった。ピットロード入り口の区分けをする点線が終わり、実践のホワイトラインになってからというギリギリのタイミング。ハミルトンは咄嗟に右にステアリングを切って、ピットロードに入った。

◆その直後に、再びピットから“ステイ、ステイ!!”と大慌ての無線。ハミルトンは再び咄嗟に今度は左にステアリングを切って、ピットレーンと本コースの間にできた三角地帯をゴトゴトと跨いでコースに戻った。この状況から、ハミルトンに責任はないのではないか、という意見もあったが、ステアリングを操作したのはハミルトンだ。

◆モーターレーシングはそれぞれが自戒の念をもつことが不文律だから、誰かに言われたとしても、それを行なったドライバーの責任。そもそも、指令を出したことでチームが責任を取ったとしても、チームにペナルティがかからないのもおかしい。

◆セフティカーラン中でスピードが出ていなかったこともお咎めなしの裁定に影響したかもしれないが、それもおかしい。規則は規則だからだ。極端な話、今回のことが許されるなら、ピットレーン途中のゲートからコースに戻っていいことになる。

◆FIAのオフィシャルがどう考えてお咎めなしにしたか、現時点では定かではないが、スッキリしない。お咎めなしになった理由を知りたい。

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