フォースインディアF1チームの新たな門出
◆ピンクのフォースインディアがスパ-フランコルシャンの土曜日の話題を独占した。エスティバン・オコン3位、セルジオ・ペレス4位の結果は、雨に翻弄された予選だったことや、スパ-フランコルシャンが天候やコースの難易度からドラマが起きやすいことを加味しても、快挙といえた。
◆そもそも、天気もコースのシチュエーションも、ピンクのチームだけのものではなく全チームに同じ条件で与えられている中での結果。フォースインディアという母体のポテンシャルが証明された結果と言っていい。
◆サハラ・フォースインディアF1チームが、レーシング・ポイント・フォースインディアF1チームに生まれ変わり、ポイントもゼロになっての再スタートだったのだが、そのデビュー戦の予選で結果を出せたことに改めて敬意を表したい。
◆フォースインディアは、シルバーストンに隣接した立地のガレージがお馴染みだが、もともとは、1991年に誕生したジョーダン・グランプリだった。そこから、2006年にMF1レーシングと名を変え、2007年にスパイカーF1を経て、2008年からフォースインディアF1チームにたどり着いている。その歴史の中で、経済的には浮き沈みを何度も経験しつつ、新たなスタートに、もう一度拍手を贈って決勝のスタートを待ちたい。
photo by FORCEINDIA