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ドライバーズマーケットの気になる“距離”

現役で最も気になるのはヴァンドーン? 新人も、抜かりなく“現場”に顔を出して積極的に売り込んでいる。下左がジョビナッィ,右がラッセル。

◆ストーブリーグという言い方はいいとして、ドライバーズマーケットという表現も、よく考えると酷いものかもしれない。ドライバーは人であってモノではないのだから。

◆ともあれ、トップチームの座席は埋まった。メルセデス、フェラーリ、レッドブル、ルノーは二つの席が契約済み。可能性としては、メルセデスとフェラーリが3カーになるという荒唐無稽だが、なかなか興味深い噂があるけれど、現実的ではないだろ。残るは、ハース・フェラーリ、トロロッソ・ホンダ、ウィリアムズ・メルセデスの2席と、フォースインディア・メルセデスのランス・ストロールと、ザウバー・フェラーリのキミ・ライコネンぎチームメイトが誰になるか。

◆その“誰”の中心は、ストフェル・ヴァンドーンとエスティバン・オコン、セルジオ・ペレスの去就だが、新しいところでは、アントニオ・ジョビナッツィやジョージ・ラッセルの名前も挙がっている。ジョビナッツィもラッセルも、シンガポールにやってきて、存在をアピールしているが、ここで気になるのは、日本人。少なくとも、話題真っ盛りのシンガポール木曜日の段階でh、パドックで日本人ドライバーを見かけることはなかった。

◆日本は物理的にF1の中心地のヨーロッパからの距離の遠さが話題になるが、シンガポールは近い。今日以降にパドックで日本人ドライバーを見かけることを祈りたいが、こんな話を思い出した。

◆童夢がF1計画を発表し、そのテストの会場で、林みのる代表に、「乗せてください」とジョークを言ったら、「誰がオマエを乗せるか!!」と、やんわり(笑)断った上で、「しかしな、誰も乗せろと言ってくる奴がおらん」と仰った。童夢のF1計画がどうかを論ずる前に、F1を目指しているなら、手を挙げるドライバーがたくさんいて当然と思っていたのでビックリしながらガッカリした。

◆運転の巧さや資金力の有無の前に、“やる気”。日本人ドライバーに足らないのは、そこかもしれない。暑いはずのシンガポールが、例年より過ごし易いと感じるのは、気候のせいばかりはでなく、余計な心配をしてゾクッとしてしまったからだろうか。

photo by [STINGER]

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