上海サーキットの空中回廊の魔力?!
◆上海サーキットと言えば、漢字の「上」の字をもじったコースレイアウトが、設計者の近代F1サーキットの名工ヘルマン・ティルケのいたずら心を感じさせるが、冗談でも普通の感覚は考えられないのが、パドックと観客席をつないでコースをまたぐ“空中回廊”だ。
◆その空中回廊、1コーナー寄りが富裕層を招くパドッククラブとして用意されるのは、流れとして当然だが、最終コーナーよりがメディアセンターになっているのが興味深い。
◆最初にそこに上がった瞬間に、中国の“思想”が見えた。ここからの眺めを一度経験すれば、中国の悪口を書きたくなるなるだろうな、と。
◆だからメディアセンターをそこにしたかどうかと定かではないけれど、これまでの中国GPや上海サーキットのマイナスイメージになるニュースと言えば、側溝の蓋が外れた、ということくらい?!
◆1000GP目に当たったのは、単なる偶然だが、こんなところにも、中国のパワーを感じる。とここでも思わず褒めてしまった!!
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